ひとばん寝かせたカレーはとてもおいしい

Twitterに載っけられない長文置き場

【女性声優】「透明感のある声」は誰なのか?

透明感のある声ってなに?

「透明感のある声」という表現は女性声優の声に対して頻繁に使われる。あまりに色んな人に対して使われるので、個人的に「結局透明感のある声って何なの」という話になっている。

たとえば水瀬いのりさんはよく透明感のある声や歌唱と言われるが、それってう~ん、どうなのかなと。私が思うに彼女はちょっとハスキーがかっている声だなと思っている。それって透明感なのかな。

私は「透明感のある声」は「透き通った声」とほぼ同義だと思っている。もちろん人によって感じ方や捉え方は違うと思うけど。透明感のある声とはハスキーさがなくて、高音を出させたときにイヤホンで聞いたら耳がキーンとなりそうな感じの声だと、個人的に捉えている。

今回は透明感のある声と言われがち、あるいは言われそうな人を5つのタイプに分けてみた。選出基準として考えたのは、そういう声の人が周りにいそうか、いなさそうかということ。演技ではなく割と地声寄りで、あまりまわりにいなさそうな感じの人たちを選んでみた。

特徴的な声と言われる人でも、割とそこら辺にいそうな声だったりする。悠木碧さんとか、そうだと思うんだけど。

それから選出にはかなりの偏りがある。81が多くなってしまった。WUGにお熱だから許して。

論議のため、ここではその人の声にどれほど喉の震えが混ざっているかを「ハスキー度」として定義し導入する。この数値は完全に私の主観に基づいて導出され、スリムクラブ真栄田の声をハスキー度100%として、実際の声のハスキー度合いはハスキー度100%に近づくにつれて指数関数的に増加していくものとする。ハスキー度0%=喉の震え0というわけではない(喉が震えないと声が出ないからね)。

なお、一般男性の声はハスキー度60%、一般女性の声はハスキー度15%とする。

 

 

※各リンク先からボイスサンプルを視聴可能

TypeA:ハスキー度13%近傍群

水瀬いのりさん

axl-one.com

 

小澤亜李さん

www.imenterprise.jp

 

富田美憂さん

kleissis.com

 ※ご本人名義のボイスサンプルがなかった

 

透明感があると結構言われるメンツだと思うが、個人的にいちばん「透明感のある声」という表現で片付けてほしくないという声。透明感のある声と表現するなら「透明感のある○○(任意の表現)な声」みたいな感じで、もう一言表現を加えてほしい。

ハスキー度でいうと13%くらいで、なんというか、ドライな声?というか。濁らずに炭酸の泡で透明感を落としているような。後述するハスキー度2%以下を「南アルプスの天然水」とすると、ここは「南アルプスの天然水 Sparkring」かな。この例えは結構私の頭の中を的確に表しているので、ぜひご理解いただきたい。

 

TypeB:ハスキー度9%近傍群

花守ゆみりさん

mand-i.jp

 

田中あいみさん

www.81produce.co.jp

 

内田彩さん

ボイスサンプルなし 

 

最初に「透明感がある」とは「高音がよく通る」と解釈していると述べたが、そういう路線もありつつ低めの声(少年声・ショタ声)もうまくできるようなイメージのある人を選出した。万能型というのか。単純に演技力や本人の引き出しの多さもあるかもしれないが。

演技力について考えた記事はこちら。

hitoban.hatenablog.jp

 

 ここは実力派というイメージ。女性らしい高い声と、違和感のない少年声を共存させていて、さすが声優!って感じがする。透明感がある声と形容されるのもわかるけれど、それ以外の要素が強い場合が多くて、あまり聞かないかもしれない。

 

TypeC:ハスキー度7%近傍群(個人的THE透明感)

上田麗奈さん

www.81produce.co.jp

 

早見沙織さん

www.imenterprise.jp

 

茅野愛衣さん

ボイスサンプルなし 

 

癒しボイスとか言われて、声質がよく高評価されている印象がある。わかる。

よく言う透明感のある声と言ったらここではないか。かなり刻むことになってしまうが、上田麗奈さんがハスキー度6%、早見沙織さんが5%、茅野愛衣さんが4%くらいかな。透明感のある声という表現でたとえると、透明度96%みたいな感じ。または、青池のように、「白」ではない美しい透明と言ったらいいのか。

www.google.com

 

 

 

TypeE:ハスキー度6%近傍群(個人的KING OF 透明感)

高橋李依さん

www.81produce.co.jp

 

田中美海さん

www.81produce.co.jp

 

東山奈央さん

intention-k.com

 

女性らしい透き通ったよく通る声で、個人的に一番透明感がある声だと思う方たち。ハスキーさが全く感じられない。少年声はできないことはないが、苦手としている印象がある。

この中で一番ハスキー度が低いのは田中美海さん(1%)だと思っている。しかし、だからといって田中美海さんが声優界で一番透明感のある声だ!と断言するわけではない。そもそも最初に述べた通り、ハスキー度なんて私が設定した主観的評価でしかないし、田中美海さんは最近履修しているWUGがんばっぺレディオやかもん!みなはうすなどで最近声を聴く機会が多いから多少のドーピングが含まれている。

「透明感のある声」という表現でいえば、ここの中のメンバーでは、特に東山奈央さんが抜けて透明感がある声だと個人的に思う。天女、聖女がいたらこんな声なんだろうなと。というのは白猫プロジェクトスマホゲーム)の「贖罪の聖女・ルウシェ」役の影響かもしれない。なんかもう、地声、演技、歌唱どれをとっても、まさしく「透明感」で、透明感以外の形容詞は私には思いつきそうにない。

 

まとめ

個人的にいちばん透明感のある声と思うのは東山奈央さん。

 「透明感のある声」とは非常に主観的な表現で、人によって評価基準があいまいである。というより多くの場合は評価基準すらなく、ただ自分の気に入った声を「透明感のある声」と表現している場合が多い気がする。

てかそもそも「声」に、「透明感」という言葉を最初に当てた人はかなり叙述的というか、すごいと思うんだけど。思いつくかそんなの。「透明感」以外にも、ピタッとハマる言葉を詩的な誰かが考えついて、広まったらいいなと思う。

2021/09/18追記 高田憂希さんをどこかに入れたい

 

 

ナメクジのマイケル

6月の振り返りです。

 

AirPods Proを買った

hitoban.hatenablog.jp

AirPods Proはすごいです。

6月、何もしていない

やはり日記(月ごとなので月記か)をつけるというのは意味のあることだと思いました。振り返って書き残すというのは大切です。

6月、マジで書くことがありません。AirPods Pro買ってなかったら上の見出しひとつすらつけられなかった。

書くことがないということは何もしていないし、何も考えていないということです。これには参りました。まぁただせっかくこんな風にして1ヶ月を振り返ろうとパソコンに向かっているので、頑張って2000文字くらいは書きたいと思います。

つば付きハットを買った話で800字くらいはいけるかな。

余所行きの私服をスーツにしてしまったので、今までのようにキャップをかぶることができなくなりました。だけど日差し耐性が低いモヤシなので、屋外では帽子を着用したいのです。

https://img.cinematoday.jp/a/qe62sclt4jCs/_size_640x/_v_1608269507/02.jpg

スーツでもかぶれる帽子といえば、もうつば付きハットしかないらしいです。何がいいのか、何ならいいのか、わからないのでとりあえず安くつば付きハットが手に入れられそうなアメ横に行きました。

そして適当な帽子屋さんに入って3000円の黒いやつを買いました。これで日差しの強い日も安心です。3000円の帽子、高いのか安いのかよくわからん。まぁワイヤレスイヤホンよりは安いから安いんじゃね(適当)

 

チー牛

実際のイメージ

このイメージ図、なんでか知らんけど俺そっくりやな。

帽子屋のご主人が言うには、上(帽子)がフォーマルな分には、首より下は別に何でもいいらしいです。タキシードとかスーツにキャップはNGだけど、Tシャツにつば付きハットはOKらしい。極論裸でもいいんだね。(←ハリウッドザコシショウやん)

せっかく東京に出たので帽子を購入した足で銀座の伊東屋まで足を伸ばしたのですが、万年筆見てるだけで「お出ししましょうか」とか「何かありましたらお声かけください」とか言われるのです。所持金200円だけど、金持ちだと思ってくれてる?

スーツにつば付き帽子被ってるだけで金持ち待遇を受けられるなんて、なかなか悪い気分でもありません。ちなみにその日は食費節約のため、銀座のど真ん中で半額のパンを食べていましたが、埼玉で食べる半額パンと味は変わりませんでしたね。

しかし街をよく見てみると、スーツに帽子をかぶっている人はほとんど見かけません。

ビシッとしたスーツに帽子をかぶっている人は一日中東京を歩き回っても一人も見かけず、たまによれたシャツとブラウンのジャケットを着ているおじさんがかぶっているのを見かけるくらいのもので。若い人は襟付きシャツを着たらもう日差しは我慢スタイルらしい。

彼らは帽子をかぶらなくても大丈夫なのか、本当はかぶりたいけど浮くからかぶっていないのか、真相はよくわかりません。

 ファッションに全く興味がなくて、毎回服を選びたくないから余所行きの格好をスーツにしたのに、結局スーツにした方が周りの人の服装を気にして見るようになったし、ファッションのために自分のお金を使うことになって、本末転倒感がすごい。

今月は絞り出してつば付きハットを買った話ぐらいしか出てきませんでした。勉強は一応毎日していますが、勉強したのって形に残らないんだよね。

勉強を無理やり形に残したいなら、A4計算用紙を1日2枚以上使うとか決めるのもいいかもしれません。こういうやり方はあまり勉学の本分に沿っている気はしませんが、やった気になって満足するより演習の記録や積み重ねが見えた方がいいのかなと。

特に私は理系なので(自戒)、つべこべ言わずに問題解きます。

 

ナメクジのマイケル

6月はAirPods Proとつば付きハットを買っただけで終わるかなと思っていたのですが、6月最終日にかなりインパクトのある出来事が起きました。

f:id:fnwr:20210630170018j:image

f:id:fnwr:20210630170024j:image

ナメクジが部屋の中に浮いていました。彼の名前を、仮に「マイケル」としておきましょう。

ナメクジは、粘液を糸のようにして、高いところから低いところに降下する行動を取ることがあるようです。そんなことできたんか、マイケル。

粘液はさながら蜘蛛の糸で、まるで浮いているように見えたのでした。

この前「考えるナメクジ」という本で読んだのですが、ナメクジは結構賢いようです。条件付けの実験をしたところ、実はナメクジは「記憶」と「学習」ができることがわかりました。

ナメクジに初めてマッシュルームを食べさせるときに二酸化炭素を吹きかける嫌がらせをすると、ナメクジはしばらくマッシュルームを食べなくなるらしいです。要約記事があったので貼り付けておきます。記事の中にも同じことが書いてあります。

getnavi.jp

それから感情もあるとかないとか。野菜ジュースを暗い場所において、ナメクジが野菜ジュースを飲もうとしたときに嫌がらせをすると、その後ナメクジは暗い場所に近寄らなくなるそうな。しかも、ナメクジは明るいところも苦手なので、明るい方と暗い方どっちに行こうかと、右往左往して迷うような素振りを見せたらしいです。

やばくねナメクジ。

マイケルは軟体動物なので、仮に糸を使わずに高いところから地面にベチョっと?w落下したとしても痛くないんじゃないのと思いましたが、もしかしたら痛いからこんなに丁寧に下に降りようとしているのでしょうか?

だとしたらすごくないか。

それから、もし普通に落下しても大して痛くないのにわざわざ糸を使って下に降りようとしているのなら、マイケルはなんて律儀で丁寧なんでしょうか。その生き様を人間は見習うべきです。どっちにしろすごい。

朝からナメクジの株が上がりました。株は上がりましたが、そのままにしておくこともできません。私は致し方なくマイケルをティッシュに包み、燃えるゴミ箱の中に突っ込みました。逃げようと動けば動くほど、無情にもティッシュに自身の水分が吸い取られ、マイケルはゴミ箱の中で成仏することでしょう。

マイケルには冒険家精神がありました。地を這うことしかしない他の奴らとは違い、積極的に新しい世界に切り込んでいき、人間の作ったこの謎のダンジョンを攻略しようとしたに違いありません。

マイケルは1階を攻略し終え、2階を探索している時にその姿をファントムたる私に気づかれてしまいました。

マイケルにとっては無念ですが、私も人間として、ナメクジの侵略を防ぐために策を講じる必要がありますから、結果的に殺生することになってしまったのは仕方のないことです。

マイケルがもしHIKAKIN邸に侵入したならば、マイケルは動画に登場してYouTubeという大きなメディアを蹂躙し、さらにダンジョン1階からやり直すチャンスを与えられたことでしょう。そう、マイケルは運が悪かったのです。

ごめんよ、マイケル。次に君の仲間を家の中で見かけたときは、今度も確実に息の根を止めさせてもらいます。

AirPods Proは、「体験」だ

AirPods Proがなんでそんなに評価されてるのかわかった。

 

 

AirPods Proの箱

中古(本物!)

買ったんですよ。AirPods Pro。

 

ミニ耳からうどん

なぜこのタイミングなのかといえば、

 

www.gizmodo.jp

こいつが発表されたから。てかWF-1000XM4、やばくね!?私の言ってたXM3の胸糞ポイントが、軒並み改善されてるじゃん。これこれ。これなんですよ。

 

hitoban.hatenablog.jp

こういう魅力的なヤツが出ると、自分のオーディオパーティを見直してしまうきっかけになってしまうんだよね。見直さなければ新しく売り買いすることもないのに。

それで、AirPods Proがそろそろ発売から2年になるし、もう手に入れ時かなと思ってしまったと、こういうわけです。

AirPods Proの詳細なレビューは他に山ほど記事があるのでやりませんが、彼は確かにすごいイヤホンだった。

というのを、ちょいちょいと語っていこうかなと思います。

 

ノイキャンも音も、そうでもない

AirPods Proは、ノイキャンも音も、特筆に値するほどすごいわけではありません。

ノイキャンは普通のノイキャンだし、音も普通。ただし、ここでの「普通」とは、「クセがない、万人受けする性質」という意味です。

音は普通にいい音だし、ノイキャンは普通に業界最高水準といった、そんな感じ。

ノイキャンに関しては、インターネッツの皆さんがそこまで絶賛するもんだから、救急車のサイレンまで聞こえなくなるのではないかと期待していましたが、流石にそこまでではありませんでした。救急車のサイレンも聞こえるし、いまこうしてタイピングしているキーボードのタイピングノイズも聞こえます。

まだ技術的にすべてのノイズを消すことは不可能なので、これは仕方のないことです。音楽を流してしまえば何も聞こえなくなります。

正直なところ、この音とノイキャン性能のワイヤレスイヤホンを他社が出しても、ここまでの人気にはならないでしょう。Appleが開発・販売している純正のアクセサリだというのも当然ありますが、高い評価とシェアにはもっと大きな理由があるはずです。

 

耳に入れるまでの体験

では、その理由とは一体なんでしょうか。

私の考えるその理由は、「デザインされたリスニング体験」です。

AirPods  Proをケースから出す操作、耳に入れる操作、耳に入れた後の操作。

AirPods  Proをケースから出す体験、耳に入れる体験、耳に入れた後の体験。

その全てが、一貫してデザインされているのです。

 

まずケース。

AirPodsの時もそうでしたが、カチッという締まりのいいケース。

入れやすく、出しやすい本体とケースの調和性。

シンプルなことですが、ここがまずできていないプロダクトは非常に多いです。

本体の形(耳からうどん)に関しては、私はまだダサいと思うので許していないのですが、有線イヤホンEarPodsの線だけを切り取ったデザインと考えれば、まぁストーリー的にはアリかもしれない。耳への入れやすさや収まりという面では、優れた形をしていると思います。それにしても他に何とかならなかったのかとは思うけど。

 

そして耳に入れる。

他のモデルのように、グリグリっとねじ込む必要がない。そっと耳に置くだけでなぜか自然にフィットする。

そしてお馴染みの「ブォン」という起動音とともに、ノイズがサーッと消えていく。

これがすごい。これが今までになかった。

今までは、ねじ込まなきゃいけなかった。

今までは、ノイキャンのON OFFは、スイッチをパチパチと切り替えている感じで、連続性がなかった。

この「魅せ方」というか。

別に大したことはしていないのに、大したことに見せる力というか。→これはノイキャン

逆に、大したことをしているのに、大したことじゃなく見せる力というか。→これは本体の形状

そういうのがAppleにはあるよね。

Appleあんまり好きじゃないけど、この点は認めざるを得ません。

 

ていうか、一々ねじ込まなくてもいいのが本当に便利すぎる。

イヤホンを耳にねじ込む動作って確かに面倒だったなと。

ねじ込んでないのに、そこそこ密閉されるのがすごい。

もっと密閉性・遮音性が欲しければ、イヤーピースを変えてもいいかも。

 

耳に入れた後の体験

前述の通りノイキャンそのものと、音質に関してはさして驚くところはありません。

いやでも音は普通にめちゃくちゃいいけどね(普通にめちゃくちゃいいって何だ

Apple純正だけあって、Apple製品とのシームレスな連携が大きな魅力の一つです。

爆速接続。安定接続。

同じApple IDの端末同士であれば、Bluetooth設定を一々変更しなくても、音を再生している端末に自動的に接続してくれます。

タッチセンサーの触覚反応。タップティックエンジンとかいうらしいですが。

それからノイキャンと外音取り込みの切り替えが手軽。音楽が途切れずスムーズに切り替わる。

特に外音取り込みは、評判通りすごいです。耳が拡張されたような感じ。

普段の生活に、そっくりそのままBGMが加わったような。

(でも外音欲しいなら、普通のAirPodsでよくないか?w)

細かい部分の使い勝手が作り込まれていて、使っていて非常に快適です。

 

それから先日追加された空間オーディオ機能。

Apple TVで聞いてみましたが、これはすごい。やばい。

もう完全に映画館だよ。

しかしながら、Apple TVは見たいコンテンツがほとんどないので、残念ながら使うことはあまりなさそうです。

今後映像配信サービスが空間オーディオに対応したら面白いかも。

 

体験がデザインされている

とこんな感じで、イヤホン自体のカタログスペック自体は本当に突出したものはないのですが、

その使い勝手にかかわる要素一つ一つが作り込まれていて、とても使いやすく馴染むイヤホンに仕上がっています。

今日初めて使ったのに、まるで1年前から使っていたかのような感覚。

これは、AirPods  Proを使って行う全体的な「リスニング体験」が、ハード面もソフト面も、一貫して両方デザインされているからだと思います。

イヤホンをケースから出して、耳につけて、音を聴くまでの一連の流れが、途切れることなくデザインされているのです。

一つ一つの要素は大したことないんだけど、それらが高い次元でまとまっていて、あたかもそれらそれぞれの要素がトップレベルかのような錯覚をしてしまう。

Appleは技術ではなく、体験を売っているんですよね。

だから圧倒的に使いやすくて、快適で、高い評価を得ているのではないかと。

評価が高いということは、さまざまな他のワイヤレスイヤホンと比較される機会が多いということですが、私は、AirPods  Proと他のワイヤレスイヤホンを比較するのは、買って試してみて野暮だと思いました。

だって、そもそもの土俵が違うんだから。

音質を追求したイヤホンでもなく、遮音性や付け心地を追求したイヤホンでもなく、性能を追求したイヤホンでもない。

iOSバイスとシームレスにつながる、Apple純正オーディオアクセサリ。それがAirPods Proだったという、ただそれだけのことだったのです。

iPhoneユーザーにとって、現状AirPods  Proより強いオーディオアクセサリ、いや、イヤホンは存在しなかったのです。

 

使いやすいから、手放せない

畢竟、周りのモノというのは使いやすいモノに落ち着いていくのでしょう。気付いたら、AirPods、Beats FlexAirpods Proと、周りのイヤホンもApple製品になっていました。

私はイヤホンをよく買っては売却するのですが、AirPods とBeats Flexに関しては、手放そうと思ったことはありません。理由は簡単で、よく使っているからです。よく使っているということは使いやすいということです。今度からは、AirPods Proがその仲間に加わることになるでしょう。

もう音質がどうとかじゃないんだよねイヤホンって。だって音質なんて相対比較の評価でしかないし。いちばんいい音質は、もちろん自分の耳から直接生歌を聴くことなんだけど、我々は「音質のいいイヤホン」に、それ以上を求めていないかと。

原音に忠実に(=至極普通に)音楽を聴けるイヤホンが、実は一番オリジナルの音楽に近いのではないかと。

クセがない、いわゆる「普通」って、あまり評価されないがちだけど、本来「普通」であることって、一番評価されるべきなんじゃないかな。

 

AirPods Proを今後も使い込んでいって、よりその便利さ、普通さを実感すれば、もうこれ以上高いイヤホンを買わなくて済むようになるかなと少し期待しています。

悔しいけど、AirPods最高。

そんなところでこの記事はおしまいです。

HIKAKIN氏の言葉

石川由依さんご結婚おめでとうございます。

捗る。

 

入門物理学に入門しない

弊学理工学部は、幅広く学生を取っているようで、理系だけど数Ⅲを履修していない人とか、物理をやっていない人とか、結構物理とか数学に苦手意識を持っている人もいるみたいです。まぁそういう人は、化学とか生物がつよつよなんでしょうけど。私は全部できないので、本当に救いようがありません。

で、そういう人のために、一応の救済措置として「入門数学」「入門物理学」という講義が用意されています。これらは、必修授業であるガチ数学とガチ物理の授業の補講的な立ち位置にあり、事前テストで揮わなかった人のみが履修できます。

当然事前テストで揮わなかった私は大学物理数学についていけるかめちゃくちゃ心配だったのでハナから両方履修するつもりでいましたが、1ヶ月経ち、入門物理学の方は登録解除するに至りました。これにより、物理に関しては完全な丸腰になってしまいました。

入門物理学の初回授業では、NASAのコンセンサスゲームをやりました。グループが月で遭難したと仮定して、定められた持ち物の中から話し合って優先順位をつけるというディベートゲームなのですが、おふざけが過ぎると思いますよ

意図としては、恐らく話し合いの練習ということなのですが、そんなことをやっている暇はないのです。ガチ物理のほうは位置ベクトルだのマクローリン展開だのを、先生の説明もほとんどなしに課題で出されているというのに、何だって入門物理学ときたら、どっちのおもりが下がるかな。どっちのばねが伸びるかな。さぁみんなで話し合って!

https://koryamata.jp/gazo/cap/shingeki06.png

馬鹿らしいよ。

やってる先生は、何か物理教育の専門家らしき人なのですが、まぁ専門家だからしょうがないというのはあるにしても、こと教育においては完全に空回りしていると思いますよ。ガチ物理のフォローアップであるという講座の需要を全く理解しないで、ただ単に「物理 is fun!」という自分の教育の理想を押し付けてるだけですよね。

私は4月の所見にこう書いたのですが

大学の先生は研究者なので、わかりやすい説明や授業を求めてはいけません。自力で学び、質問し、学びを深める。授業は先生の独り言。我々はその独り言を、高いお金を払って聴いている。先生はそのお金で研究する。大学はそういう場所です。

独り言を言ってるだけならいいのですが、それで課題が多いのが面倒くさい。

吊り橋について調べよう!輪ゴムで実験!バネのデッサン!歩く速度を計ってみよう!面倒くさいと物理嫌いになっちゃうけど、いいの??

それから入門数学は残しておきましたが、こっちもなんかあまり有効ではないような気がするので、消しておけば良かったかなと後悔。もう履修取り消し期間は終わってしまったので、こちらは最後までやり切ることにします。

 

ぬるま湯理系

高校までの数学と物理は、学習指導要領に沿ってカリキュラムが決められているし、しかも大学入試の範囲になることもあって良質な参考書や問題集が簡単に手に入りました。ようは書店に行って「数学参考書」「物理参考書」の棚を見上げれば、必ず参考書や問題集と出会えたわけです。そもそも学校で問題集は配られるので、あえて買う必要もありませんでした。

さらにYouTubeで単元を検索すれば、わかりやすい授業動画がたくさん出てきました。トライさん、本田さん、たくみさんにはお世話になったものです。

さて、大学では決まったカリキュラムはありません。何をやるか、何を取り上げるか、どんな方法でやるか、全部先生次第。そもそも問題が効率的に解けるようになることは大学数学や物理の最終的な目標ではないので、問題集も存在しません。頼れるのは(恐らく先生の書いた)教科書と、それに載っているわずかな演習問題だけです。しかもその演習問題には、なぜか解答がありません。

さらに、先生が課題で出す問題には、類題が存在しません。高校までは、出される問題には必ず問題集に類題があり、解答と照らし合わせて道筋を確認して解いていくことができました。

しかしここでは類題などありません。仕組みがわかっていないと、そもそも解き始めることすらできないのです。

類題が載っている本を探そうとして、書店や図書館に行きます。

私は呟きます。「え大学数学/物理の問題集ってどこ?」

そんなものありません。

解答を見て問題を解くという、付け刃的な勉強はもう終わりにしなければなりません。そもそも、解答がわかっている問題など、最初から存在しないのですから。

おまけに、課題として出される問題には、授業で扱っていない要素が普通に登場します。先生曰く、「ググれば出てくる」とのこと。

いや出てくるケド。

まるまる高校物理範囲の授業をした後に、

x(t)=h-v^2∞/g log(cosh gt/v∞) これ微分しろだからね。coshってなにー⁉️(cv.見取り図 盛山)ってなるやん。

ちなみにcoshは「ハイパボリックコサイン」という、三角関数の亜種です。

もうヨビノリなくして生活が成り立たないレベルに到達しました。

ぬるま湯理系のみなさま、覚悟なさったほうがよろしいかと思います。

 

HIKAKIN氏の言葉

大学生は人生の夏休みといいますが、まぁ確かにそうなのかもしれません。ほとんどがオンライン授業というのもあり、課題はそこそこありますが空き時間も結構あります。少なくとも昼過ぎに悠長に横になってお昼寝できる程度には。

そこで、別にお金目当てではなく、経験目当てでインターンに参加してみることにしました。

勉強しながら金もらえるなんて最高じゃんみたいな。

インターンというのは大学3年生くらいからのイメージがありますが、別に1年生からでも参加できます。ただ1年生でインターンやってる人は珍しいので、共に歩む戦友みたいなのはできません。1年生からインターンやるのは起業志望の子とかが多いらしい。

で、1件ご縁があり、そこで晴れて働かせてもらえることになりました。今までWebのことを色々とやってきたのでWeb担当としてマーケ、SEO、記事作成などー

ーをやるはずだったのですが、オフラインでの打ち合わせの後に突然LINEグループから軒並み削除されて、追放みたいな感じになってしまいました。

「あれなんか悪いことしたかな...?」と打ち合わせの時の自分を振り返ります。

自己紹介で自分語りしすぎた?

(愛想)笑いが足りなかった?

目が細すぎた?眠そうだった?

「なんでスーツ着てきたの?」に「服選ぶのが面倒だから」と答えたのがまずかった?

肌が荒れてた?いやマスクやし。口が臭かった?いやマスクやし。

もしかして独走しすぎたか?

あれ?これか?またやってしまったか?

勘ぐりは大正解でした。後にきちんとしたオンライン面談の場が設けられ、代表の方直々に「協調性がない」(超意訳)と言われました。どうやら、サイレントでLINEグループから除名されても仕方がないくらいに、手がつけられないレベルで協調性が欠如していたようです。

考えてみれば、プロジェクト代表をさしおいてめちゃくちゃ意見していました。でもあのアイデア達ほとんど私が出したんだけど、あの後私抜きでプロジェクトちゃんと回るんだろうか...。

とこのように、放っておくとまた自己本位な思考に走る始末。もう救いようがなく自己中で、自信過剰です。はぁ、トイレットペーパーになりたい。いや、なりたくねぇや。くさいもん。

これに対し言い訳も少ししたいところではありますが、ひょっとすると悪口になりかねないのでやめておきます。てか自他ともに認める協調性の無さなのに、よくゴリゴリチームプレイのバスケ部を高校まで続けられたもんだな。どういうことなの。

集団で物事をやろうとすると絶対に自分の行く手を阻む者が現れますよね。それも味方側に。「ここをこうすればもっと効率いいのに」「ここをこうしたらもっと良くなるのに」という自分の意見は、偉い人や声の大きい人によってかき消されて揉み消されてしまうことが多々あるわけです。事情を知らない畑違いの人ほど、よく口出ししてくるというのもあるあるです。

こういうのってこっちの気分もあまり爽やかじゃないし、厄介じゃないですか。だから全部ひとりでやりたい。自分の力量に見合った範囲のことを、自分の頭で考えて、自分で実行する。

もちろん人間社会に生きる以上、ほんとうに全部をひとりでやることはできないし、自分に到底できないことは他人にお願いするわけですが、それでも自分が手掛けている部分に関しては、横やりが入るのはシャットアウトしたい。求めたら応えてほしいけど(これはアドバイス)、求めてないのに意見されるのはごめんだと。

そんなことを考えていたら、再びHIKAKIN氏の言葉「1人でやって責任も利益も独り占め」が鮮やかに脳裏に浮かんできました。この言葉と邂逅するのは、高校の文化祭の時に私が無双した時以来です。そしてこの言葉が浮かんでくるとき、たいてい悪い気分ではない。

ということで、今私がフリーでやっているココナラでのライティングの仕事(https://coconala.com/users/1769847 ←依頼募集中)を、来年1月から事業化したいなと考えました。確定申告は1月区切りなので、今から準備すれば時期的にもめちゃくちゃちょうどいいではないかという。

これを事業化してしまえば、私は誰にも邪魔されることなく、より効率的にお金を稼ぐことができます。

すばらしい。俺はヒカ様になるんだ。

こちらは私の彼女である数学のスーちゃんと物理のブーちゃんと相互協議のうえ、留年しない程度にやっていきたいと思います。なお現在、スーちゃんとは破局協議中であります。

とはいうものの、インターンは「就業体験」なので、社会を見るという意味でとても濃い経験をすることができました。ここで言っても届くことはありませんが、短くても関わってくださった方に感謝を申し上げます。

ノートPCの画面だけをサブモニター化した

どうも

お褒めいただいたおかげでアクセスが急激に増加しております。

祖父より譲り受けたデカくて重くて動かないノートパソコンのディスプレイだけぶん取って、サブモニターにしました。その記録です。

生贄は

f:id:fnwr:20210509172457j:plain

NEC VersaPro

これなんだけど動かないはだいぶ盛った。サクサクは動かないけど、まだ普通に使えるレベルには動くと思います。あっても使わないので、これを生贄にします。

ハードオフとかに行くと、ジャンクパソコンなんて腐るほど置いてあるので、適当に取ってきて生贄にしたらいいです。パソコン自体はぶっ壊れてても、ディスプレイは生きてることが多い(要確認)

まずこれを分解して

f:id:fnwr:20210509173142j:plain

f:id:fnwr:20210509173151j:plain

f:id:fnwr:20210509173210j:plain

ディスプレイのみ供出

※机の上を気にしたら負け

マザボは触らずメルカリ行き。ディスプレイのみ取り出します。そんで

f:id:fnwr:20210509173845j:plain

f:id:fnwr:20210509173839j:plain

液晶本体を引っ張り出す

ぶっ壊す勢いでやらないと、出てきてくれません。

ぶっ壊さないようにね。

そしたら液晶を裏っかえしにして

f:id:fnwr:20210509174220j:plain

N156BGE-L11

品番をメモして、panelook.comで検索します。

f:id:fnwr:20210509175541j:plain

型番をググる

15.6インチ、解像度1366×768、LVDS(1ch6bit)、40pinということがわかりました。

「15.6 40pin 制御基盤」とAmazonで打ち込むと

f:id:fnwr:20210509180225j:plain

制御基盤

こんなのが出てきます。これを使うとディスプレイに映像を入力することができます。

Amazonは高いけどAliexpress(中国から直輸入)だとかなり安いです。私はAliexpressで1200円で買いました。中国直輸入なので時間がかかるのと、サイトが英語か中国語にしか対応していないのと、たまに空気が送られてくるらしいことに目を瞑れば、こっちの方がいいかも。

中学時代のわたくし、英語を忌み嫌っておりましたけれども、ちょっと使えるようになってみるとなかなか楽しいし便利だしお得です。英語はちゃんと勉強しよう。

1週間くらいで海を渡って届きました。

f:id:fnwr:20210509180850j:plain

制御基盤

あとはこいつを

f:id:fnwr:20210509180931j:plain

こうして

f:id:fnwr:20210509181000j:plain

こうして

f:id:fnwr:20210509181025j:plain

こうだ

ヒンジのところから線を出します。線を裏に回して

f:id:fnwr:20210509181037j:plain

両面テープで

f:id:fnwr:20210509181042j:plain

固定

右下の黒いやつが電源です。合うやつがなかったらハードオフに行かなければならなかったものを、ありがたいことにこのPCのACケーブルがそのまま利用できたので、よかった。

f:id:fnwr:20210509181219j:plain

完成!

電源につなけば完成。HDMIでパソコンをつなげばサブモニターとして使えますが、うちにはHDMIケーブルがない(じゃあなんで作ったの???)

おわりです。てか写真がメインの記事、書く量少なくて済むし、見やすいし、セルフWin-Winだな。勝たんしか勝たんだわ。

文系と理系

4月の所見です。毎月月末に書きます。

 

 

コロナ禍と大学生

今年から大学生の私たちは、コロナ禍の影響をもろに受けています。入学式は3部制での開催となり、授業が始まるまでに大学のキャンパスに行ったのは2回だったかな。去年の新入生は結局1年間で1回もキャンパスに行けていない場合もあるようで、これでも去年と比べたらいい方なのかなと思います。

私は家から出なくていいので楽でいいですが、ウェイ系の子は大変かも。

友達づくり

えー友達は、今のところできていません。恐らく今後もできることはないでしょう。

高校時代の狭い付き合いの中で、なんとかやっている状態。できてはいませんがいるにはいるので、全くいないよりはマシだと思います。

大学生活において、友達の存在は必要不可欠です。どこかの授業で、「友達がいないことから学業に支障が出て、不登校になってしまう学生も少なくない」とか言っていましたが、友達がいないと学業に支障が出るという日本の学校のシステムは、何とかならないものか。そんなこと憂いても仕方がないんだけど。

高校時代までは、自分のプライベートタイム(登下校・昼食・オフの日)を割かなくても、普通に学校生活を送っているだけで強制的に人と接するので、自然とそれなりに友達ができます。

しかしながら、大学は、そもそも対面授業が少ない(週一回)上に、授業の座席が自由席なので、強制的に人と接する機会は見込めません。サークルに入るやら、アルバイトをするやらして、自分のプライベートタイムを積極的に友達付き合いに割かなければ、友達をつくることはできません。

というか、普通の人ならば、プライベートタイムが友達付き合いのために消化されることは考えるまでもないごくあたりまえのことで、友達付き合いに時間を”割く”という発想が、そもそもないんじゃないかと思いますが。

Twitterで知った子と入学式に一緒に参加しようが、ガイダンスの日に一緒に履修登録をやろうが、その付き合いが持続されなければ友達にはなりえません。一回きりの共同行動はお見合いのようなもので、関係とは継続的な共同行動によって成り立つのです。

と考えたら、一回きりのお話で友達なんかできねーや!となって、友達作りはすっぽり放棄することになりました。

今までプライベートタイムを友達付き合いのために一切割いてこなかった私には、これはあまりに酷な話です。まぁそのうちゼミに入ったら友達できるだろうから、それほど心配はしていません。

履修登録

誰もが口を揃えて面倒くさいというのが「履修登録」というものです。これは確かに面倒くさい。システムや条件が複雑。こんなめんどくさいこと、させてくれるなよ。

従来の大学生は多分紙ベースでやったものを窓口に提出したんじゃないかと思いますが、私たちはすべてオンラインで行いました。そのWebシステムが締め切り間際に鯖落ちして、大変でした。みんな死んでました。

サークル

我がキャンパスのサークルは、ちょっと微妙です。他のキャンパスのサークルも見てみて、鉄道研究会、声優研究会、ピアノ同好会、交響楽団吹奏楽部)、あとインカレの口笛サークルに興味を持ちましたが、

鉄道研究会→余所行きは絶対一人がいい

声優研究会→オタサーやん 眼鏡の度が強くなりそう

ピアノ同好会→ピアノは自分のペースでやりたい

交響楽団→練習がめんどくさそう

口笛サークル→合宿やだ

という理由で全ボツ。合宿やだって、それじゃどのサークルにも入れないけど!!?どうやら社会のシステムに向いてないみたいです。

授業

対面実施ができるようになって喜んでいた学生もいたようですが、意外と、というかほとんどオンライン授業です。残念だったね。対面授業は私は週に一回ですが、取っている授業によってはもっと多い場合もあるようです。

もう授業はオンラインでも対面と遜色ないレベルのものが受けられるようになっているので、私は一向にオンラインで構いません。むしろオンラインの方がメールで気軽に質問できるので、いいかもしれない。いや、いいです。

理系のくせに理科と数学できないちゃんなので大学での数学と物理をとても心配していましたが、物理は力学のりの字から始めてくれるので、今のところは大丈夫。今のところは。

対して数学は特に微積が何言ってるかわかりませんが、これは多分、ちゃんとやっててもわかんないやつだと思われます。今までやってきた数学は理論にいろいろと穴があったところを、数学オタクたる大学教授の先生がどんな状態にも当てはまる完璧な理論を説明しているような、そんな感じ。抜け目のない理論なので色々と細かい条件がついてきて、そこがちんぷんかんぷんです。

大学の先生は研究者なので、わかりやすい説明や授業を求めてはいけません。自力で学び、質問し、学びを深める。授業は先生の独り言。我々はその独り言を、高いお金を払って聴いている。先生はそのお金で研究する。大学はそういう場所です。

それから問題の演習量は高校と比べて圧倒的に少なくなりました。今は大丈夫だけれども、今後もそうかは一切不明。多分だいじょばないと思われる。

文系と理系

世の中には、4種類の人間がいると思われます。

  1. 小学館の図鑑NeoやNewtonに全く興味を示さない人間。
  2. 小学館の図鑑NeoやNewtonを手に取って、読む人間。
  3. 小学館の図鑑NeoやNewtonを読むのが好きで、読み通す人間。
  4. 小学館の図鑑NeoやNewtonを読み通し、とりわけある一節だけを熱心に読み込んだり、計算をはじめたりする人間。

多くの人は1つ目に当てはまります。そもそも学問に興味がない。学ぼうとしない。勉強なんてまっぴらごめんだという人。自分の意見もなく、ただメディアに踊らされる、多くの日本国民であります。

2つ目の人、こちらは文系の方々であります。人文系に興味があって、理科にはあまり興味がない人たち。人文系も、Newtonみたいな一般向けの研究雑誌みたいなのがあるといいのにね。ないのかな。

そして3とんで4つ目に当てはまる人間は、言わずもがな理系の人たちです。計算志向、研究志向の人。いるんですよ。なんでも計算したい人。

では、3つ目の人は、なんと呼んだらいいのでしょうか。理科に興味はあるけど、計算はしたくない、あるいは苦手。それから人文系にも興味がある、みたいな、理系にも文系にも分類できないような人達。これをある人は「ネオ理系」と呼んでいましたが、そもそもこいつらは「理系」なのか?

結論から申し上げますと、3つ目の人たちは「文系」です。

 

文系学部の理系授業の資料をお取り寄せして見てみたところ、理科の面白いところだけをかいつまんで取り上げている印象がありました。これはまさしく「小学館の図鑑Neo」そして「Newton」です。

対して理系学部の理系の授業では、なんでもかんでも数値化して、計算し、定義し、解を求めようとします。それが理学の基本的な姿勢ですが、計算嫌いにとってはなかなかしんどい。理科が好きだから理系学部に来てみたものの、私の好きな理科は、その表層であるにすぎなかったのです。

ということで、3つ目に当てはまる人は、理科という学問が好きな理系の顔をしておきながら、理科の学問の表層の甘い汁だけをなめて満足している文系なのでありました。

そして私は、この3番目に属する人間なので、いま絶賛苦労中です。文系の勉強は本を読んでいれば自分でできることがほとんどなので、あえて今から文系の学部に転部しようという気は(今のところ)ありません。しかし、そういう人間が理系学部に入ると、「あれ...?俺って理科好きなんだよね...?」とギャップに苦労する、というのは申し上げておきたいことです。

今のところ理系に進学してよかったことは、自らの理数能力や成績を棚に上げて文系の学生を「楽でいいなあ!」とか「学生の本分を忘れて営み事ばかりしている!」とか嘲って非難できることしかありません。 みっともないのでやめたほうがいいと思います。

 

果たして進級できるのでしょうか。今後も頑張ります。

卒業旅行?(まとめ)

1日目(東京→新潟)

hitoban.hatenablog.jp

2日目(新潟→青森)

hitoban.hatenablog.jp

3日目(青森→旭川

hitoban.hatenablog.jp

4日目(旭川東釧路

hitoban.hatenablog.jp

5日目(東釧路→帯広)

hitoban.hatenablog.jp

6日目(帯広→札幌)

hitoban.hatenablog.jp

7日目(札幌→東京)

hitoban.hatenablog.jp

 総旅費 ¥55,611