Victorの遺伝子、しかと感じ取っていきたいと思います。(導入が適当)
HA-FX100Tについて
Victorが出した初めてのワイヤレスイヤホンらしいです。
アイキャッチだとカラバリありそうな感じですが、色は黒一色しか展開がありません。これ景品表示法大丈夫なのかな?
仕様については、あまり特筆するようなところはなく普通な感じ。イヤーピースがスパイラルドットピースといって、なんかオリジナルのイヤーピースになっているのは面白いなと思いました。同時転送とAptXに対応しています。
中に入ってるドットが音を反響するらしいです。変わるのかな。それも試してみようと思います。
HA-FX100Tを開封する
カタログスペックは公式を見てください。
外箱は普通です。別にかっこよくもなく、ダサくもなく、普通。この普通さがVictorなんでしょうか。知らんけど。
ケースはプラスチッキーでかなりチープな感じで高級感はまるでないです。Victorのロゴがカッコいいだけに、ケースの質感にはもう少しこだわってほしかったかな。
そしてケースは軽いので、イヤホンを取り出すとコテンと後ろに倒れてしまいます。一応自立はするものの、これは致命的です。そしてヒンジ部分もしなってしまって何とも情けないつくり。ケースがあまりにも力入っていなくて非常に残念です。
蓋をあけるとイヤホン本体が斜めにはいっていて、ここは結構洒落ています。懐かしのVictor文字ロゴがいい感じ。
イヤホン本体は非常にコンパクトかつシンプルなデザインで、ゴツめのやつを多く使っている私としてはちょっと新鮮。
HA-FX100Tを装着して聴いてみる
シンプルな形なので耳への収まりは考慮していないのかと思いきや、意外にもフィット感は抜群です。イヤーピースを変えると装着感はかなり変わります。
タッチセンサー部分は平べったく、感度がすごくいいのでつけるときにちょっと触ってしまう。
操作系はこんな感じで、固有で慣れが必要です。
そして音楽を再生していないと、ホワイトノイズが入っては消え、入っては消えを繰り返します。ここも気になる。
ヒアスルー機能
右のタッチセンサーを1回触るとヒアスルー機能がONになります。音楽を聴きながら外音を聴くことは想定されておらず、音楽のボリュームが自動的に下がって外音が聴こえるような仕様。
性能は正直微妙で、ちょっと聞く分には聞こえるけどちゃんと会話するときは外してしまった方が楽です。おまけ機能かな。
音質
Victorの遺伝子とか言ってるだけあって音はめちゃくちゃ良いです。
WF-1000XM3の臨場感には流石にかないませんが、非常に明瞭かつ低音もちゃんと存在感があります。私が好んで聴くアニソン系も快適に聴けて大満足。
本当は音についてもっと語りたいところですが、語彙力と表現力に乏しくこれが限界です。
音がいいのよりもちょっとガジェットとしての使いやすさに振ったのが欲しいと思っていたので、なんか困った気分。
イヤーピース
スパイラルドットイヤーピースは本当に違うんだろうか?
単刀直入に言うと違いはわかりませんでした。
Spinfitのイヤーピースと両方を聴き比べて比較しましたが、正直ほとんど違いはわかりませんでした。
強いて言えばスパイラルドットのほうが音が丸くなったような感じがありましたが、恐らくプラシーボ効果によるものだと思います。シャッフルされたらどっちの音かは当てられません。
ただ装着感はかなり違いました。スパイラルドットはグニョングニョンしていないため肌滑りがよく、脱着がスムーズ。かつ遮音能力も非常に高くて、イヤーピースとして非常に優れていると思います。
そしてイヤホン本体はイヤーピースで支えられているので、イヤーピースを変えるだけでイヤホン自体の装着感もかなり変わりました。
HA-FX100Tのまとめ
音に全振りしていて、それ以外が微妙すぎるのが残念。コスパは…うーん、そんなに良くないかも。
特にケースが残念。同価格帯のものに比べてつくりがチープすぎて、ニッパー君のロゴも些か浮いているような気がしてしまいました。
またケースの充電が切れると、本体がケースを認識せず、ケースに入れていても勝手に接続されてしまいます。このように本体に力が入っている分、ケースの粗が目立つモデルでした。
音はかなりオイシイので、音だけを楽しむのなら満足できるイヤホンにはなっていると思います。ただVictorの遺伝子を感じられるほど、Victorについて詳しくないのでそれは分かりませんでした。
HIS MASTER’S VOICEの次回作に期待したいと思います。