こんにちは。
先日Beats Flexを買ったばっかりですが、まーた新しいのを買ってしまいました。
みんな大好きAudio Technicaの新商品、ATH-SPORT5TWです。
こいつを知ったきっかけは、ほぼ同じくらいに発売されたオーテクフルワイヤレスのエントリークラス、ATH-SQ1TWのモデルさんが伊藤美来さんだったからです。
せいゆうがすきなぼくは見事にページに吸い寄せられ、そこで新商品のATH-SPORT5TWを見つけました。
このエントリーモデルのATH-SQ1TWは税込でも1万円を切ってきて結構勝負に来たなという感じだったのですが、ちょっとダサいよねこれ。
まぁみっくが可愛いのでなんでもいいんですけど!
ATH-SPORT5TWについて
まずこれなんて読むの?
エスピーオーアールティーふぁいぶティーダブリュー?スポートふぁいぶティーダブリュー?スポートごティーダブリュー?
品番にSPORTSのSPORTが入ってるくらいだからスポーツやワークアウト用のイヤホンなんだね。
ポイントとしては防水防塵にタッチセンサーと物理ボタンのW装備、連続12時間再生、それにイコライザーが3種類使えることでしょうか。あとデザインがかっこよくて好みです。
オーテクのフルワイヤレスってバッテリーおばけ多くないか?連続12時間再生はすごい。無限に音楽聴けるやん。
これの旧機としてATH-SPORT7TWというのがあったのですがそれの後継機になります。後継機なのになんで数字減ってるんだろう。
これね。
ATH-SPORT7TWは定価20,680円なのですが今はAmazonだとアンダー1万円で投げ売りされていて、お買い得です。
そんな7TWと比べてみるとこんな感じ。
ATH-SPORT5TW | ATH-SPORT7TW | |
価格(定価) | ¥14,800(¥16,280) | ¥9,783(¥20,680) |
重量(ケース) | 5.3g(47.8g) | 6.4g(64g) |
充電時間 | 2h/3h | 2h/3h |
使用可能時間 | 12h/36h | 3.5h/17.5h |
防水防滴 | IP55/57 | IPX5 |
対応コーデック | AAC,SBC | AAC,SBC |
Bluetooth ver. | 5.0 | 5.0 |
充電端子 | USB-C | Micro USB |
その他 | タッチコントロール・物理ボタン ヒアスルー機能 イコライザー |
タッチコントロール ヒアスルー機能 |
5TWが全体的にパワーアップしています。しかし2万円のイヤホンが半額になってるのは普通にすごいです。初心者にはむしろ7TWがおすすめかも。
ATH-SPORT5TWを開封するぞ
色は今回はグレーにしました。ブラックも「オーテクブラック」って感じのいつもの黒色でカッコよかったのですが、イエローが入ってるのがなんかいいなと思って。
パッケージかっこいいな。水回りで使ってくれと言わんばかりの水しぶき。
まず開けてびっくりなのがサイズ。
ちっちゃ!!!
想像以上に小さくてビックリしました。オーテクのワイヤレスってケースもごついイメージがあったので。
標準でストラップがついてきました。何に使うんだろう。ぶら下げて使えってことかな。
イヤホン本体も形はごついですがサイズ感は結構コンパクト。
収まりもすごいイイ感じ。はぁ、既に好き。
ATH-SPORT5TWを装着して聴いてみるよ
装着した感じ、ギュッと硬く締まって耳が痛くなるような感じではありませんでした。やさしさの中にも安心感があるような、そんなつけ心地。耳から出ている部分が意外に少ないので、外すときはつまんで引き抜く感じ。フィット感は抜群です。
ATH-CKS5TWは走ったりするとポロっと落ちてしまうことがありましたが、これに関してはその心配は無用です。さすがスポーツモデル。
物理ボタンとタッチセンサーの2つのコントロールがついていますが、基本操作系は全部物理コントロールで行います。私はその方がありがたいですが、タッチコントロールの方が好きという人もいるようです。
ヒアスルーのON/OFFとイコライザーの切り替え、Googleアシスタントなどの機能はタッチセンサーでコントロールするという感じ。これによって物理ボタンやタッチセンサーだけだと実現できなかった複雑な動きができるようになっています。
私は使いませんが、装着検出機能もついています。
取説にはお風呂ダメと書いてありますが、使用温度範囲5~40℃ということは家のお風呂くらいならギリOK?サウナとかは流石にダメだけど。あと5℃以下がダメなら真冬の屋外とかダメだよね?
端的に言えば常識的な環境で使えということですね。あと防湿ではないので風呂で使うのはやっぱりおすすめできません。
あとこいつは多機能なくせに何故かA-T Connect(オーテクの接続アプリ)に対応していないので、設定は全部本体のボタン操作で行います。なんで。
ヒアスルー(外音取り込み)機能
左のセンサーを2秒タッチするとヒアスルー機能のON/OFFが切り替わります。
ヒアスルーは可もなく不可もなくといったところでしょうか。音楽を流しながらなら気になりませんが、止める(ヒアスルーのみ使用だ)とホワイトノイズが入ります。
あと音声ガイダンスがいちいち入るのウザイ
イコライザー機能
大本命これ。Original, Bass boost, Clear voiceの3種類のプリセットイコライザーから選べます。
Originalは結構シャリシャリめの優しい感じです。このチューニング結構好き。
Bass boostはOriginalのシャリ指向をさらに高めた中に、ドンも入ってくる感じ。いわゆる典型的な「ドンシャリ」ブーストでした。
ATH-CKS5TWを使ってきた私は、あからさまな低音マシマシをイメージしていたのですが、そんなことはなくてバランスが取れていました。SONYのWF-XB700に近いかも。WF-XB700が油絵なら、ATH-SPORT5TWは水彩画みたいな。WF-XB700と比べると、高音が強いです。
Clear voiceはOriginalとの違いがあまりわかりませんでした。通話の時に使うんでしょうか。確かにちょっと違うけど、流しで音楽聴いてたら違いわかりません。
この3種類のイコライザーを、左のセンサーダブルタップで切り替えることができます。この手軽に切り替えられるのが滅茶苦茶いいです。
SONYのWF-1000XM3とかは、イコライザーはついてるけど切り替えるにはアプリ立ち上げなきゃいけないので、結局イコライザーついてるのにそんなに使っていません。その点ATH-SPORT5TWは、ダブルタップでイコライザーを簡単に切り替えられるので、イコライザーによる音の変化の楽しみを享受しやすいです。たのしい。
それからイコライザーは前回の設定を電源を切っても継承してくれます。前回使ったイコライザーの設定のまま次の接続時も聴くことができて快適。こういう細かいところも気が利いています。
切り替えるときに音声ガイダンスがいちいち入るのがウザいですが、音楽が途切れずにイコライザーが変わるのもいいですね。
ちなみに音声ガイダンスは、いまのところはOFFにはできないっぽいです。いまのところはというか、こいつはアプリ非対応でファームウェアの更新ができるかわからないので、もう仕様変更はないのかな。オーテクの音声ガイダンスはなんでか知らないけどみんな音が悪いので好きじゃないです。OFFにできるようにしてくれー
防水
IP55/57相当の防塵・防水性能が備わっています。なんでスラッシュついてるの??
IPX7あるなら5は表示しなくて良くない?
と思って問い合わせたら、IPX6以下とIPX7以上は試験方法が異なるんだと。
6までは噴流に対する耐性、7は浸水に対する耐性。
つまり、IPX5相当の噴流耐性と、IPX7相当の浸水耐性を持っているということです。
(浸水耐性持ってるなら噴流耐性も持ってるんじゃないの?)という疑問は置いておいて、そういうことらしいです。
あらゆる方向からの噴流水と一時的な水没には耐えられるようなので、防水性能としては申し分ないですね。ただ防湿性能はないので、風呂で長いこと使ったら最悪壊れるかも。
防塵はあるに越したことはないけど...。
音質
音質は普通に良いです。スポーツ用ということですが、音楽を楽しめるレベルの音質を持っています。
チューニングは超シャリシャリ。私は女性声優の歌うアニソンをよく聴くのですが、音量を上げるとキンキンしてうるさいです。特に「さ」行のsの音がうるさい。
シャリシャリなので、音の解像感はよく感じられます。また前述の通りイコライザーをベースブーストにすれば、典型的なドンシャリサウンドにすることもできます。
ということでアニソンには明らかに向いていません。ロックやジャズには向いているかもしれませんが、何分あまり聴かないのでわかりません。
ATH-SPORT5TWのまとめ
イコライザーを手軽に切り替えられるのがたのしい
一粒で2度おいしいとはまさにこのことです。私は1曲を飽きるまでリピートして聴いていることが多いので途中で味変できるのは最高。おいしい白ごはんもいいけど、3杯目あたりからはふりかけが欲しくなるよね?
私はオーテクのワイヤレスってまだちょっと不完全だなー。というイメージだったのですが、これはとても完成度が高くまとまっていると思いました。もうオーテクもワイヤレスで充分に実力を発揮できるようになってきた感じがします。
多分Amazonがいちばんやすい
これはオーテクの自信作だと思います。
棚田やん