おとといくらいにゼンハイザーのCX400BTがタイムセールで半額だったので思わずポチってしまったのですが、偶然YouTubeでとんでもないコスパモデルのヘッドホンを見つけてしまったので、またもやポチってしまいました。
それがAnker Soundcore Life Q30です。
こいつ、1万円切ってるのにノイキャンと外音取り込みあるのおかしいでしょw
重低音に振ったやつと、気兼ねなく使えるU1万くらいのやつが欲しいな~と思っていたので、この子は両方の条件にマッチしてしまっています。そして噂によると、音質も普通にいいらしい。とにかく色々とすごいので本当に無意識にポチっていました。やべー。今度WH-1000XM3も買う予定なのに。
密林が早速届けてくれたので、使ってみようと思います。
- Soundcore Life Q30について
- Soundcore Life Q30を開封する
- Soundcore Life Q30を使ってみる
- Soundcore Life Q30の微妙ポイント
- 感想とまとめ
Soundcore Life Q30について
AnkerのSoundcoreシリーズのヘッドホン。
最大の特徴はアクティブノイキャン・外音取り込み・ハイレゾ対応・ハードケースと全部入りでお値段8,990円也(Amazon)。さらにマルチポイント接続・NFC・イコライザーにヒーリングサウンド機能がついて、トドメの3年保証までついています。もう価格破壊もいいところで、とんでもない価格とコスパのヘッドホンです。
Ankerのオーディオシリーズはこれに限らず、全部のプロダクトがとんでもないコスパモデルばかりで、見ていると金銭感覚がおかしくなります。驚異的なコスパでライバルメーカーをどんどん駆逐していって、最終的に地球はゴキブリとAnkerのみが存在する世界になってしまうでしょう。
Soundcore Life Q30を開封する
外箱は普通ですが、安っぽさはあまり感じられません。外箱を開けると、いきなりハードケースが出てきて、奥の方にクイックスタートガイドがつっかえていました。
ハードケースはどうやら途中で四角形→丸形に下方修正されたようで、Amazonのレビュー曰く「雲泥の差」とのことですが、そこまで悪くない質感だと思いました。あのねぇ、元々がめちゃくちゃ安いんだから文句言っちゃいけませんよ。SONYなんて、2万円オーバーするヘッドホンに巾着袋しかつけてくれないんだからね?ハードケースついてるだけでも嬉しいです。これが「泥」なら、「雲」は一体どれほどのケースなんでしょうか。カシミヤ製だったのかな?
ケースを開けると、本体とご対面。本体はヘッド部分に金属が使用されていて、とても9,000円のヘッドホンとは思えません。ロゴはBeatsリスペクトが入っていそうなお馴染みのSoundcoreロゴ。
合皮性の小袋の中には充電ケーブルと有線接続ケーブルが入っています。ケーブルをまとめるバンドには「POWERED BY ANKER」の文字が。Ankerのケーブルなので信頼できますね。
ボタンは電源ボタン・NC切り替えボタン・音量上下ボタン。NC切り替えボタンでノイズキャンセリングON/OFF・外音取り込み機能を切り替えられます。特にNCは、ボタンで手軽に切り替えられるのが便利(かも)。
ヘッドホン右面を触ることで、いわゆる「クイックヒアスルー」みたいなこともできるらしい。ここら辺も抜かりないね。
Soundcore Life Q30を使ってみる
装着感は普通で、本当に可もなく不可もなくという感じ。側圧はやや強めか。
ノイズキャンセリング
ノイキャンは本当にびっくり。まずU1万円でノイキャンがついていることが衝撃ですが、全然おまけ機能ではなく実戦レベルのノイキャンでした。ガジェット雑誌でオブラートに包んで「優しいノイキャン」といわれる類のノイキャンよりは確実に強いです。十分にノイキャンの恩恵を享受できます。流石にSONYなどの上位機種のノイキャンにはかないませんが、Ankerの努力と本気度は十分に感じられました。
外音取り込みは機械的な音になってしまって(めちゃくちゃ音質のいい電話を聞いているような感じ)、あまり自然とは言えないかもしれません。とはいえ音楽を流していればそこまで気にはならないと思います。
ともかくこれらの機能がこの価格でついているだけでも、十分に評価に値するポイントです。
音質
デフォルトでは、特に驚きはなくバランス型という印象でした。まぁ上位機種と比べると音の解像度という点では劣ってしまいますが、あえて比較することをしなければ普通にいい音だと思います。この音が1万円未満で買えてしまうというのは驚き。
さらにこれのヤバいところは、Soundcoreのアプリのイコライザーモードを使用することで22種類のイコライザーが使用できるということです。軽く見た感じ、Ankerのワイヤレスシリーズは大体このアプリに対応している感じ?そしてプリセットイコライザーだけでもこの量。
さらにプリセットイコライザーに加えて、カスタマイズイコライザーも使用できます。しかしプリセットがボリュームも十分で優秀なので、これを使うことはないだろうと思います。とにかくすごい。
個人的にはベースブーストとクラシックが好きかな。特にベースブーストは、重低音の迫力が出てきて、重厚感が増して聴きごたえが出てきます。ベースブーストの入った音は、普通にそこら辺の並のヘッドホンよりもこちらを選びたいほどによかったです。
ヒーリングサウンド機能
アプリからヒーリングサウンドを流すことができます。これは音楽と共存可能。スリープタイマーもアプリで設定可能です。
ヘッドホンしながら眠る機会はないので、これも使うことはないでしょう。恐らく、このアプリのこれらの機能はAnkerの完全ワイヤレスシリーズで真価を発揮するのだろうと思います。
3年保証
3年保証がついていますが、3年より前にイヤーパッド部分がダメになってしまう可能性が非常に高いと思われます。(保証で交換してもらえるのか?)機械の不具合なら交換してもらえるので、故障に関しては全く心配する必要がないのがほんとうにすばらしいね。
Soundcore Life Q30の微妙ポイント
この価格なので微妙ポイントがあるのは仕方ありません。他の点が完成しすぎていて微妙ポイントが目立ってしまうので、むしろこれはすごいことだと思います。
操作系
電源ON/OFFは電源ボタン3秒間長押しですが、ここがちょっと微妙です。電源ボタンは電源ON/OFFの役割しかないので、長押しではなくて普通に押すだけでよかったのではないでしょうか。(たぶん、誤操作のことを考えてこうなっているんだと思うけど)
特にOFFのときが面倒臭いです。NCボタンと同時押しでOFFになるとかがいいかな。とにかくすぐ電源が切れないのがもどかしい。
本体には電源ボタン・NCボタン・再生停止ボタン・音量上下ボタン2つの計5個のボタンがついているけれど、全部形が同じなので場所で覚えるしかありません。できれば電源とかNCボタンはスイッチにしてほしいところですが、まぁ安いし、形を変えるとか突起をつけるとかの工夫があるとよかったかな。
それからNCの切り替え。NCボタンでNC→なし→外音取り込みと切り替えますが、NCの次は外音取り込みがよかったです。何か用事があったときにNCをOFFるので、NCの次は外音取り込みの方が勝手がいいのよね。そういえばSONYはNCの次はAS(アンビエントサウンド=外音取り込み)なので、気が利いていたなと。しかしこの問題は、クイックアテンションモードで解決できます。左のパッドを1秒触ると、外音が入ってくるようになるので、そこまで問題とはなりません。
耳あての合皮
耳あてとヘッド部分のクッションの合皮素材は、かなり安っぽいです。3年保証がついているものの、毎日使ったら1年足らずでボロボロになってしまいそうな感じ。雑にしまっておくと、結構跡がつきます。
まぁ長持ちはしないだろうし元から期待していませんが、少しでも長持ちさせたいなら皮脂がついたままケースにしまうのは絶対NG。ちゃんとクロスで毎度拭き取ってお手入れをしなければいけません。それかカバーをつけるか。ここはお値段相当か、それ以下の品質となっていました。
感想とまとめ
この価格でこのスペックは本当に頭がおかしいと思います。Bluetoothヘッドホン入門は済んでいて、そろそろノイキャンが欲しいなとか思ってきたころなら最適解なんじゃないか。