ひとばん寝かせたカレーはとてもおいしい

Twitterに載っけられない長文置き場

英検CBTのひどいUIとUXについての殴り書き

英検準1級。はじめてCBTというもので受けたがめっちゃクソだった。まぁ8割は試験できなかった言い訳なんだけど残りの2割はガチ。

空港並に厳しい持ち物検査を済ませて着席すると、CBT試験はまずスピーキングから始まる。恒例のナレーション問題はそこそこ上手くいったが自由回答の2問がまったく答えられずこの時点で不合格を確信した。最後の1問は「政府は気候変動問題に十分に対策してると思いますか?」という質問で明らかにnoと答えた方が答えやすいのに最初に反射的にyesと言ってしまったことでもう頭の中が崩壊して何も言葉が出てこなかった。2級の時にも思ったのだが、英検のスピーキングは(多分優しさで)不自然にゆっくりしゃべってくるので逆に何言ってるかわからない。自然な速さで喋ってほしい。

そして筆記パートが始まった。これがヤバい

問題が変わるごとにロードが入る

これはちっとも些細な問題ではない。他にもいろいろ細かく口の付けようはあるがとにかくこれが圧倒的。本当にどうしようもない。リスニングの先読みをしていても、前の問題の解答時間が終わるといちいちロードが入ってその問題に戻される。問題を切り替える時にもロード。そして先読みしていて表示される問題が変わらなくてもロード。ねぇ。なんのロードなの。ロード中のコンマ5秒くらいは設問や問題文が読めなくなるので非常に鬱陶しい。紙ってローディング入らないの神だね。

このゴミUIのせいで何も手につかなかった。端的にわかりやすく例えるとくら寿司の注文パネルで英検を受けているような感じ。想像して。別にくら寿司の注文パネルが使いづらいからと言って試験に落ちるわけではないし寿司も届くから良いんだけどこれ検定ですよ。

もちろん1秒もないロードだしそんなの気にならないくらいまで十分に対策してこいと言われたらそれまでだが、確実に受かる試験というのは存在しないわけで、だから真剣に受け(ようとし)ているわけで、純粋に試験そのもの以外の面で集中が阻害されるのは非常に腹立たしい。

私が他の人より神経質だということはなんとなく認識はしていたが今日で確信した。みんな普通に問題を解いているが私はとても通常の精神状態で問題を解くことはできなかった。ウザすぎるUI、終わってるUX。 もうイラついて仕方ない。ずっと握り拳。ウザすぎてそれに気が散り、こんなソフトウェアを作ったのはどんな奴なのか、何を考えてるのか、英検協会はこんな試験やってて恥ずかしくないのか、俺が作ったらこうはならないのにみたいなことを考えはじめてもうリスニングが始まった時点で集中力が0だった。スピーキングの時点で不合格は確信しており、リスニング以降で挽回して1次免除だけでも獲得して帰ろうと思っていたが、もう挽回不可能と判断されたので全部諦めてほとんど適当にマークした。なんか罪悪感みたいなものがあって試験時間最後まで残っていたが普通に途中で退出しとけばよかった。1時間半無駄にした。

ふつーにロードが出ない作り方にできるはずだが。ペライチの構成にすればスクロールも自由にできるしそもそもマークシートと問題文を別々のカラムにして独立して動かせるようにしたら良くない?解答順が決まっててその問題の解答時間外に前後の問題みちゃだめとかそういうこともないんだし。あとリスニングセクションとリーディングセクション開発した人多分違うと思う。設計的に。こういう雑な作りのソフトウェア私、大嫌い。

あらゆるモノは問題が出ない限り基本的にずっと同じのが使い続けられるのでこのゴミクソカス終了システムが改修されることは永劫ないだろう。もう英検は2度と受けたくない。1万円と貴重な半日をドブに捨てて非常に貴重な示唆を得た。英検協会は儲かっているのだからソフトウェアにもっと金かけなさい。そして自由論述でこのトピックを私にだけ出題しなさい。