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骨伝導イヤホン、OPENMOVEが衝撃だった

チャリ通をはじめようと思って。

合法的に音楽聴きながらチャリ乗ろうと思ったら、骨伝導しか選択肢がないので仕方なく骨伝導デビューしたところ、衝撃で小一時間叫んでしまいました。

今回はAfterShokzのOPENMOVEを簡単にレビューしつつ、その衝撃を書き留めたいと思います。

カタログスペックは外部参照でお願いします。

OPENMOVE について

AfterShokzのエントリー骨伝導イヤホンです。

AfterShokzにはいくつか骨伝導のラインナップがありますが、その中で最新かつ一番廉価なモデルでした。

一番ランクの高いヤツはなぜか充電端子が独自端子でめんどくさそうなので、USB-C給電のこっちのほうがいいと思います。

イヤホンの事始めはエントリーモデルで我慢しておいたほうがいいと思います。後でハイエンドモデルに乗り換えるときに指標になるし、違いがわかりやすいのでハイエンドで感動できるようになります。最初からハイエンドモデルにしてしまうと、ハイエンドが自分の標準になってしまって、それより下のランクが使えなくなってしまいがちな気がします。

VGP2021金賞だから、少なくともハズレではないんでしょうということで。

あと地味に2年保証ってすごいよね。

OPENMOVE を開封する

外箱の画像

オシャレな外箱

外箱は海外メーカーにありがちなオシャレタイプで、個人的には結構好き。

日本メーカーは外箱のファーストビューの情報量が多いけど、海外メーカーは本体を正面に見せて、筋肉で語ってるようなイメージ。いいよね。

内容品の画像

画像は大人の事情で荒くなってしまいました。

内容品は本体と、分厚い説明書、ポーチと、耳栓(!)

説明書が分厚かったので一瞬焦りましたが、多言語対応なので分厚いだけでした。

日本語はところどころ若干おかしいけど、激安中華のそれよりはマシ。

ポーチはビニール製で、そんなに持ちは良くなさそうな感じです。

耳栓はしっかりしたスポーツ用の耳栓でした。軽い紙粘土みたいなやつ。遮音性バッチリ。

OPENMOVE を使ってみる

いやまぁ使ってみてビックリ。

音めちゃくちゃ良いです。

正直骨伝導って音質は捨ててると思ってたけど、完全にやられた。これは。リップノイズまで聞こえるとは思っていませんでした。

というのもこのモデル、廉価版のくせにハイエンド機に迫る音質を実現しているようで。

音に関しては普通めのチューニングで、どこが強調されているとかは特にありません。音の聴こえ具合はポジションによってかなり異なるので、ベストポジションに調整するのは結構大変かも。

あとめっちゃびっくりしたのがこれ。

説明書の画像

イコライザーつきだった

イコライザーついてんの!!?!

と思ったけどイコライザーは正直違いがわかりませんでした。というのもこのイコライザーはモード切り替えとしての位置づけのようで、音を変えて楽しんでね目的ではないっぽい。音楽を聴くときは「オリジナル」、通話するときは「ボーカル」、耳栓するときは「イヤプラグ」にしろと。なるほど、イキリにわか音質派は引っ込んでろと、そういうことだね。

それで耳栓をして、イコライザーを「イヤプラグモード」にして聴いてみました。耳栓状態では、音質は明らかに落ちます。聴けなくはないけど、どうしてもこもって聴こえてしまう。「骨伝導」とはいうものの、実際には聞こえている音の100%が骨伝導で聞こえているわけではなくて、いくらかは空気の振動が普通にそのまま耳に入っているんだろうな、ということが明らかとなりました。

ということで耳栓をしてまで使うことは多分ないだろうと思います。耳栓使える状態だったら普通のイヤホン使うわよね。耳が塞げない状態だからわざわざ骨伝導使うんであって。

音漏れはどうなのかわかりません。多分しているんじゃないかと思われます。やっぱりある程度外音がある状況で使うイヤホンで、音漏れが気になるような状況なら普通のイヤホンに切り替えて使う使い方がいいんじゃないかと思うよね。

遅延はこのタイプのイヤホンで気にするような項目ではないと思いますが、驚いたことにほとんどありませんでした。音ゲーも普通にできるくらい。ただゼロなわけではないです。

ボタンは左サイドにAボタン、右の脇腹にBCボタンの3つついていて、複雑な操作ができます。通話時のリダイヤル・ミュートまでできる完璧っぷり。いやすごいのは分かるけど、いろいろありすぎて覚えられないよ...。ミュートしようと思ったら流石にスマホ本体出すよね。

あと音声ガイダンスがツボ。多言語対応で、日本語にも対応していました。初期設定は日本語で、気が利いています。

電源を入れると「アフターショックスへ、ようこそ」、接続すると「接続しました!」これは「接続しました」ではなくて「接続しました(聴けばわかる)、電源を切ると「終了します」と喋ります。多分機械音声ではなくて、収録している音声。女性。棒読みではないけど、台本読まされてる感がすごくてちょっとツボ。かわいい。

でもIP55防水防塵に6時間のバッテリーと、そこら辺は抜け目がなくて、バランスよく完成したイヤホンでした。

OPENMOVE の総評

これで1万円以下というんだからすごい。チャリ通ユーザーは絶対買うべきです。

場所と人を選ぶイヤホンなので、使わない人は使わないものだけど、ただ、欲しいと思って何も考えずにポチっても、後悔しないイヤホンだと思いました。

私はこのイヤホンで、ワイヤレスイヤホンを初めて使った時以来の大きな感動を覚えました。これからこき使っていこうと思います。