ひとばん寝かせたカレーはとてもおいしい

Twitterに載っけられない長文置き場

旅行中に起きたアクシデントまとめ(世界一周・番外編)

今回の旅行は極めて円滑かつスムーズ、つまりツルッツルで進んだが、一部かわいらしいアクシデントもあった。それらを書き留めておく。

 

パスポート失くす@日本・羽田空港

国際線に乗り慣れていないものだから、手荷物検査のレーンの縁のところにパスポートを置きっぱにしたまま保安検査を通過してしまった。

金属探知機を通った後に「あ!やばい!パスポート!」となって、保安検査員の人に言って取ってもらった。

夜間の便で検査場にあまり人がいなかったのと、日本だったのでセーフだったが、混んでる海外の空港だったらもうアウトだったと思う。
旅行開始早々ヒヤッとした。

 

ルームウェアが通じない@UAE・ドバイ

二人でキングベッドの部屋に宿泊していたが、一人分のパジャマしか備え付けがなかった。フロントに行ってもう1着パジャマを貰おうとして、

「二人の部屋なのにルームウェアが一つしかないので、もう一つルームウェアをください」
と言ったら、

あなたは二人でキングベッドの部屋に泊まっていますね。エクストラベッドが必要ですか?
「いや違います。二人で一緒に寝ます。」
「? じゃあ何が必要なんですか?」
「ルームウェアが一つしかないので、もう一つください。」
???

みたいになって困られた。そうしたら最初に受付してくれたお姉さんが来てくれて、そのお姉さんに

「ルームウェアが一つしかないので、もう一つください。」
と言ったら、

Bathrobe?

と肩を持ち上げるジェスチャー付きで言われて、

それ〜〜〜〜〜〜!!!!!bathrobe!!!!

となってなんとか通じた。一緒に笑ってくれたお姉さんに向かって咄嗟に出た英語が

Do you understand?

文法的にはDid you understand?だよね。そういう問題ではなくて失礼すぎる。クソ生意気小僧でごめんなさい。
後から調べたらルームウェアは和製英語だった。

 

ホテルに入れない@イギリス・リヴァプール

リヴァプール・ライムストリート駅についてから今日泊まるホテルを確認すると、一通のメールが入っていた。
「パスポートの写真と一緒にデポジット(損害補償金)100ポンドを入金してください」
宿泊日の13時までに入金がない場合は宿泊できません

現在18時。
すぐ入金して、事情はチェックインの時に説明すれば大丈夫だろと思ってホテルに向かうと、チェックインがないタイプのホテルだった。

テプラで
確認メールに書いてあるパスキーをディスプレイに入力して扉を開けろ
デポジット入金してない奴は入れないぞ
21時以降は緊急時以外電話かけてくんな
としか書いていない。メールボックスを見たけど、入金が遅かったので確認メールは来ていない。

新しいホテルを探すしかないかと思ってあたふたしていると、扉からお兄さんが出てきた。私はインターホンでスタッフが私の奇行を見て出てきてくれたのだと思って、彼にチェックインしたい旨を伝えた。

説明を聞いていると、どうやら彼はスタッフではなくてただのゲストらしいことがわかってきた。彼に状況を説明すると、彼はこの電話番号に電話してそのことを伝えたらいいと教えてくれた。

しかし私のスマホはデータ通信専用で、電話番号は使えない。

電話が使えないと言うと、彼は自分の電話で電話をかけて管理人の人に状況を説明してくれた。ほどなくして、私のスマホに確認メールが届き、私はホテルに入ることができた。あの優しいお兄さんがいなかったら終わってた。

彼は私のクソザコ英語をすごく優しく頷いて聞いてくれた。彼の話す英語もすごく聞き取りやすかったので、多分易しい英語で話してくれていたのだと思う。彼とは最後に握手を交わしてお別れした。

 

地獄のシャワー@イギリス・リヴァプール

シャワーのお湯が出なかったので、冷水でシャワーを浴びた。

早朝、気温は15度くらい。日本でも早朝と深夜はお湯が出ないホテルとかあるのでその類かもしれない。当然ながらクソ寒かったのと髪の毛がめちゃ抜けてた。

ただし死ぬほどではない。最初は悲鳴不可避だが意外とだんだん慣れてくる。
またひとつ強くなれた。

 

便所飯@イギリス・エジンバラ

エジンバラで泊まったドミトリーはレセプションと客室の建物が道路を隔てて分かれているタイプだった。ドミトリー自体はすごく快適なところだったが、飲食する場所(コモンスペース)がない。

正確に言えば、あるのだが、道路を挟んで向かいのレセプションの建物のところにある。しかもちょっと遠いし人通りのあるところを行かなければならない。しかも飯食いながら作業しようと思ってパソコンを持ち出してしまった。

このまま裸のパソコンを持って外に出るのはちょっと怖い。
しかも食うのはハンバーガー1つだけ。そのためだけに外に出るのは...。

 

ただひとつのSolutionは便所飯である。

便所飯はWikipediaに個別ページがあるくらい、れっきとした日本の文化である。
私は日本人としてのプライドを胸に、あるべき姿を示した。

ところで、このハンバーガー(水も)はFirst Classの車内でもらってきたものだ。

イメージ

まずハンバーガー、チキンバーガーとして受け取ったのだが、チキンがいる気配がない。見るからに美味しくなさそうな見た目をしている。バンズにスクランブルエッグ「のようなもの」が挟まっていて、緑の葉っぱも見え隠れしている。

説明を読むと、チキン、コールスロー、マンゴーチャツネ マンゴー!?この黄色はマンゴーの黄色なのか。

私はマンゴーが嫌いである。どうしてチキンとマンゴーを合わせてしまったのか。恐ろしいものをもらってしまった。これは絶対に美味しくない。しかもホステルに持ち帰る過程で少しつぶれてしまい、さらに不味そうさが加速している。

食べる気はしなかったが、貴重な食糧なので、とりあえず一口食べて食えないくらいまずかったら残りは捨てようと思っていた。

...

うん。食えなくない。

これが本当に絶妙な塩梅であった。「食えなくない」なのだ。
決して美味しくはないのだが、かといって食いたくないほど不味くもない。

ただ、このバーガーを美味しいと思って食う人間はいないと断言できる味をしている。本当に絶妙で逆に感心してしまった。

この味でGOサイン出した商品開発の人の給料は据え置きで問題ない。また、ぜひこのバーガーをもう一度食べてみたいとは思わない。
ちなみにマンゴーの味はしなかった。

この感動的なバーガーをイギリスの便所で食べたことは、私の最高の思い出となった。

 

夢精@イギリス・ダルウィニー

夢精してしまったのだが、タイミングが悪かった。

安いドミトリーなので、シャワーにも入れないしパンツも取り替えられない。(できるけど、かなりめんどくさい。)仕方ないのでそのまま出発した。

調べたら男は定期的にシコらないと夢精してしまうらしい。そういう大事なことは学校で教えておいて欲しいんだけど。

ひとりで外国のド田舎まで来る度胸はあるのに未だに怖くてシコったことがないのは我ながら実にチャーミングである。

 

シャワーが臭い@イギリス・マンチェスター

シャワーがなんか臭い。ここでシャワー浴びたら逆に汚くなりそうなのでシャワー浴びるのをやめた。ちなみにこの部屋もオトコ臭がする。

その次に泊まったロンドンのドミトリーはシャワーは普通だったが、脱衣スペースが激狭でしかも地面。カゴも置いてないしもちろん足拭きマットなんて高尚なものもない。みんな脱いだ服どこに置いてシャワーしてるんだろう。

色々考えて、ビニール袋をカゴの代わりに使い、靴をたたきの代わりに使ってシャワーを浴びた。シャワー浴びたはずなのになぜか足が臭くてやばい。

それにしてもカゴかラックくらいは置いておいて欲しいわ。水浸しの地面にこれから着る服置くのは流石に土足OKの文化でも嫌でしょ。もしかして別に気にしない?

 

運転打ち切り@イギリス・ギルドフォード

ガトウィック空港行きの電車に乗り込んで、あとはガトウィック空港に着くだけでイギリス鉄道の旅は終わり、というとき、

 

その電車が途中で運転打ち切りになった。お〜〜〜〜〜い勘弁してくれよ。急に人がいなくなって、「ん?」と思ったら、運転打ち切りになっていた。

同じくガトウィックに向かっていた陽気な女性御一行に声をかけ、ついて行かせてもらって、日付は変わってしまったがなんとか到着できた。
どうして運転打ち切りになったのかは全く不明。車掌さんも「I have a no idea〜」とか言っていたので、車掌さんすら何もわかっていなかったらしい。


搭乗拒否の危機@ポルトガルリスボン国際空港

アメリカは入国審査が厳しいことで有名。移民が多いから変な輩は入れたくないらしい。
事前にESTA(ビザみたいなやつ)を取得+帰りのチケットを持っていないとそもそも飛行機に乗せてくれない。

飛行機に乗る前におじさんのセキュリティチェックがあった。イギリス行く時もあったけど、アメリカの方が厳しい。

「最終目的地はニューヨークなの?」
「はいそうです(乗り継ぎしないってことだよね)」
「帰りの航空券見せて」

(サンフランシスコから成田の航空券)

「もう一回聞くけど、最終目的地は?」
え?サンフランシスコ...ってことですか?えっと、ニューヨークからアムトラックでサンフランシスコまで行きます
「ニューヨークで何するの?」
「観光です」

「Hmm...(首を傾げて)Do you speak English?

とうとう言われてしまった。私は英語がまだ話せないらしい。私は質問にちゃんと答えてるはずなんだけど、リスニングが壊滅的で頓珍漢なことを言っていた可能性がある。
元々日本語もそんなに流暢に喋れないのに、英語+詰められると吃音が発生してペラペラと喋るのはなかなかしんどい。しかも搭乗拒否されるかもという焦りから手と口が震えてきて余計に怪しくなる。

帰りの航空券の領収書を見せて、指差しながらSeptember10thにサンフランシスコを出て11thにホラ!成田につくことになってるでしょ!JAPAN! Im going to RETURN!
とかなんとか言って飛行機には乗せてもらえた。

アメリカ着いた後のイミグレでも、バッチリ両手の指紋を取られたうえにコワモテ入国審査官からの入国審査を受けた。なんとか通してもらえてパスポートをカウンターにポイっと放り投げられた時はホッとした。
アメリカ怖い。

 

シャワーが流れない@シカゴ・アメリ

本当に欧米というのは、風呂に対しての情熱がないものだから風呂関係で色々と困ることが多い。

シカゴで泊まったホステルは綺麗なのだが、シャワーが流れずにどんどん溜まっていってしまう。色々と試行錯誤して水栓をいじったりしてみるのだが、流れない。
まだ石鹸を使う前だったので泡立っていなかったが、垢が浮いているのがわかって自分の汚さ(物理)がわかった。

水栓の扱い方が特殊なのかなと思って、脱いだズボンのポケットから携帯を取り出して「アメリカ 風呂 流れない」とかでggってみても、本当に詰まっているっぽい記事しか出てこない。

ドミトリーなので全裸で風呂場の外に出ていくわけにいかないので、タオルで下半身だけ巻いて風呂場から出て(幸い、部屋にはまだ誰もいなかった)フロントに電話してみるのだが、繋がらない。ホントにどうなってんだこの国は。

繋がらない電話と10分くらい格闘して、もう一回風呂場を覗きにいくと、なんと水がすべて流れているではないか。

要するに、流れるのがクッッッッソ遅いのだ。なんやね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん