こんばんわぐ。
WUGが好きです。
なぜか好きです。
さて、WUGの何がそんなに良いのか、みなさまは説明できますか。
どうして我々は、ただの解散したアイドルユニットにそれほどまでに傾倒するのでしょうか。
i☆Risじゃだめなのか。RGRじゃだめなのか。DIALOGUE+じゃだめなのか。
今回はそれについて考えてみたいと思います。
強い楽曲
なにがWUGをWUGたらしめているかと言えば、一番に楽曲が思い浮かびます。
やはり多くの人が、今もなおその強い楽曲にハマり続けている印象。
神前先生、広川先生、秀和先生らを筆頭に、MONACAが彼女たちに贈った、「タチアガレ!」から、「さようならのパレード」までの様々な楽曲たち。
どの楽曲も、WUGちゃんのいいところを余すことなく汲み上げていて、魅力的なものです。
楽曲なくして、今日のワグナーは成立しえないでしょう。
しかし、強い楽曲を歌っているユニットなら、ごまんとあります。
中でもどうしてWUGなのでしょうか?
単に楽曲だけでなく、他にもっと理由があるはずです。
声質
WUGの特徴として、いわゆるアニメ声のメンバーが多いことがあると思います。
アニメ声というか、アニメ向きの声というか。千差万別である人の声を、「アニメ声」と一括りにするのはあまり本意ではありませんが。
そしてアニメ声とは、オタクの心を鷲掴みにする声でもあります。
2次元と3次元をつなぐ、夢の中の声。
オタクが大好きな猫なで声が、最強の楽曲のなかで美しくデュエットする。
WUGの曲は、オタクを白昼夢にいざなうのです。
あと純粋にWUG、歌が上手いです。序盤からどんどん進化して上手くなっていくし、ライブでも音がほぼズレないので、相当練習してたんだなーと。
D+とかダンスキレッキレだけど、生歌がちょっとお披露目レベルに達していない気がするのだが。
振り付け軽くしてもう少し歌頑張ってほしいよね
曲のバックグラウンド
メディアミックス系の作品にはありがちですが、アニメWUG発の楽曲は作品の中でのストーリーを持っています。バンドリとかアイマスにもあるやつね。
WUGに限らず、バックグラウンドがあるかないかで、楽曲の受け取り方は意外と変わるものです。
「この曲は○○(キャラ名)が作ったんだ」「だからこの歌詞が入ってるのね」とか。
キャラソンも、「キャラ」というバックグラウンドのもとに成立するわけなので、キャラソン系というか声優アニソンが好きな人は、バックグランドのある曲にハマりがちな傾向があるのではないでしょうか。
もっとも、音楽に限らずあらゆる創作物において「バックグラウンドが存在しない」ということはありえないことです。
一般的なアーティストの場合においても、興味を持って記事などを漁ることで、そのバックグラウンドに触れることはできます。
しかしアニメやゲーム作品においては、その中で楽曲、舞台などの「作品」が生み出されていく過程が描写されることになります。
いざこざあって紆余曲折の末、作品内でキャラ(達)が作品を完成する。何らかのイベントを経て、キャラの人格が形成される。
視聴者はその様子を一番近くで見守る存在です。
あたかも自分が作品形成の過程に参加しているような錯覚を味わうことができる。
声優アニソン愛好者(≒オタク)は、少なからずこの感覚に心酔しているのではないでしょうか。
と自分で言っておきながら、私はこの説には懐疑的です。そもそもアニメWUGそんなに面白くないよね?
私はリアルWUGが好きなのであって、絵のWUGは正直そんなでもない。
ということは、別に各楽曲のバックグラウンドってそんなに噛みしめていないのかもしれない。
じゃあ私は、リアルWUGの何が好きなんだろうか。さらに考えます。
芋感?
WUGにあって、ほかにないものは、芋感?
WUGよりビジュアル的に優れているユニットは他にもたくさんあります。
何が刺さるのか?早坂さんの言葉を借りると、「お芋ちゃん」部分に刺さっているのではないか。と。
歌唱もダンスもビジュアルもトークも、完璧じゃないからこそファンは見守りたくなるし、追いかけたくなる。
(「守護りたい」みたいな感じ?)
初期のラジオやら円盤やらでは、当時高校生だったメンバーがアタフタしている様子を見ることができます。
これは「芋感」以外の何物でもないでしょう。
で、多分、ワグナー諸氏はそれをニヤニヤしながら見てるんだろ。そうなんだろ。
それからオタクは黒髪以外にアレルギーがある場合が多いので、活動中メンバー全員が黒髪でやっていたのも良かったのかな。
大体ステージに立つ人間というのは、常人離れした容姿を持っている人とかで、「普通の人」がステージの上で輝いているというのは、ありそうであまりない体験です。
高校の文化祭で、同級生男女がステージの上でスポットライトを浴びてダンスを披露しているのを見たとき、私はWUGと同じような何かを感じました。
いつも見ている人が、いつも見ない格好をして、いつも見ない場所に立っている。
ステージの上に立っている人というのは無条件で素敵なんですけど、特にいつもの人(≒普通の人)がステージに立っているというのが、より素晴らしく映るのです。ステージに立つことがない人間からすれば。
「普通の人」がいきなりステージに立つことになったWUGにも、これと似たような何かがあるのだと思います。
もしかしたらWUGのそういうところに惹かれているのかもしれない。
メンバー的な
「類似性の法則」といって、人は自分と共通点の多い相手に対して好感を持ちやすいという特徴があります。
メンバーにオタクが多いWUGは、純粋にオタクから好感を持たれやすいんだろうと思います。
あとWUGメンバーの相互イジりイジラれ。考えてみたら他のユニットってこれがあんまりないんじゃないかと。
お互いにイジッたりイジり返したりするあの学生ノリが成立するって、すごいことじゃない!?
わぐばんとかを見て思うのは、メンバーのノリに合わせて編集が入ったりしていて、多分スタッフさんとも仲いいんだろうなー。という。
どうしても他の色んな番組だと(アイドルに限らずだけど)、演者(同士)のノリと演出にやや乖離があったりするのですが、WUGを見ているとあんまりそれを感じることがなくて。
なんかこの自然さというか、友達感覚というか、この感じもWUGに惹き付けられる要因なのではないかと思っています。
あと7人っていうのも多すぎず少なすぎずで絶妙なんだよね。
美しい散り際
「WUGはやっぱり解散してよかったのかもしれない」
「いや、よかった」
ということでした。
7人の誰も欠けてほしくなかったから、誰も欠けずに走り切ってもらえて本当によかったと。
歴史の始まりから終わりまでを、見届けることができたと。(見届けられてないけど)
解散してなかったら、ただのちょっと強い声優ユニットなんですよね。
もう存在しないからこそ、より強烈な存在になっているのではないでしょうか。
「散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
花はいつか散ると分かっているから美しいのです。
何か"持ってる"
楽曲の話に戻りますが、WUGのみなさん、絶対何か "持って" ますよね?
WUG以外で歌う曲も軒並み強くて、おかしくないですか。
ハナヤマタ、ハッカドール、卓球娘、あんハピ、プリパラ、アイマスなど、他の仕事で各メンバーが歌う曲も、全部強いのです。
個人的イチオシこれ。ちらっちらっ
もう、なんか神曲(ゴッドソング)しか歌わせてもらえない変な運命(さだめ)のような、そんなものを彼女たちが持っているとしか考えられません。
まぁ冷静に考えればMONACA率高いけども。
まとめ
もう何が何だかわからない
もはや結局「なんか好き」でよくね
最後に
気を付けていこう