ひとばん寝かせたカレーはとてもおいしい

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女性経験ゼロから見たセクキャバ(レポート)

パーカーにまだ甘さとタバコの入り混じったホールの独特の匂いが染み付いているうちに彼女らのプロの仕事を書き留めておきたい。

 

入店から退店まで

高田馬場TOEICの試験を終えた。経費では落とせない私用でせっかく東京に出てきて、仕事も急ぎのやつは特になかったので、この機会にセクキャバ(おっパブ)に行こうと思った。

前々から行く機会を探っていたので、行きたい店はもうすでに決定していた。女の子経験ゼロの童貞陰キャだったら真っ先に誘引されそうな名前の店。女の子経験ゼロの童貞陰キャのはじめてはそこに決定した。このあいだ、一度池袋西口に来て、チキって引き返してしまったのが記憶に新しい。今度は絶対にそんなカッコ悪いことはしない。

ピンク色の看板を横目に雑居ビルのエレベーターへと歩を進める。エレベーターの前にいたちょい不潔パーマのお兄さん、何やらボーイっぽい感じの人なのでご挨拶。別の階のおっパブを営業されたがまた今度と言って今回は断った。「また今度」はもう二度とないときに使う常套句だが、私は本当にまた今度来るだろう。なぜならカモだから。

エレベーターを出ると、「らっしゃせー!」という元気な怒号ともに、ややイケのボーイの人が出てきた。ボーイの人からシステムの説明を受け、その場で40分コース代金6,000円を現金で支払い、マウスウォッシュと消毒、確認していないので意味のない検温を実施した。口臭い男はいやだよね。

いよいよ後戻りはできない。奥は文化祭の時の教室のように暗くなっており、暗闇の中から女の子の平均より2オクターブ高めの声が聞こえてくる。

少し待つと暗闇の中に案内された。ソファーが白くて薄いカーテンで簡易的に仕切られている。ソファーに着席してオレンジジュースを注文した。ドリンクは飲み放題。変な汗が出てきておしぼりで汗を拭うとともにぼくの方向指示器が暴走したときのためにティッシュをパンツの中に詰め込んでおいた。

しばらくすると一人目の女の子が入室(?)してきた。近い。入るや否や(as soon as)私の座っているところにグッと寄せるように座ってきた。金を出すだけで若い女の子にこんなに近くまで座ってもらえる。結構なことだ。店のシステムがよくわからなかったので色々質問していたら、喋っただけで1ターンが終わってしまった。おっパブに来ておっぱい揉まないでターン終了はもうアホとかバカとかコミュ障を通り越して何やってんの?だ。うーおっぱい見にきたのにもったいねーーと思いながら次の子を待機する。

二人目の女の子が入ってきた。この子はプロだった。ドリンクも奢っていないのにいきなり膝に跨って向こうから服を下ろして自らのおっぱいを曝け出してきた。おっパブでのお作法を全く知らないのでこのくらいリードしていただけると大変助かる。目の前に広がるまろやかな丘。自然の豊かさの象徴。男心を捉えて離さない、永遠の魅力の源泉。大地の実りを思わせる存在に、生命の喜びを感じずにはいられない。手綱を捕らえたくなる憧れの対象。時に狂おしいほどの渇望に身を焼かれる。倫理と節度を保ちながらも、その豊饒な姿に心奪われ、言われるがまま、背中から流れるようにそっと手を滑らせた。

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

すげえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ

めちゃくちゃやわらかい。肌すべっすべ。なめらか。

そして、

めちゃくちゃやわらかい。

マジで、

めちゃくちゃやわらかい。

想像をはるかに超える体験がそこにはあった。これはね、万物がおっぱいの前で無力になってしまう理由がわかる。男女平等。無理な話だ。おっぱいを持つ者と持たざる者、圧倒的な差がそこにはある。シルクを撫でるときのようにスウウウウウウ-----....と肌を指が伝っていく。ゴツゴツした男の身体しか見たことも触ったこともない私は、初めて触る女の子の身体に衝撃を受けた。驚くべきことに、おっぱいだけでなく、背中もやわらかい。すごすぎる。人間、やわらかいものが好きなのはきっとここから来ているのだろう。マジで、

グミとしてセブン・イレブンで売ってたら絶対買う。
味はヨーグルト味で。

二人目の彼女は続けて耳舐めをしてきた。私はあらゆる舐めるやつ(チェルシーのヨーグルトスカッチ以外)があまり好きではないがもう拒否権はないのでお願いした。唾液を絡めながら左耳がショパショパしている。ポルノビデオでしか聞いたことのないあの音。くすぐったくて私は裏声で「ア----」などと情けない声を出した。上目遣いでキスまで迫ってきたがそれはなんか気持ち悪いのでお断りした。彼女によれば、キスは客が一番喜ぶサービスのひとつらしく、キスを断る客は珍しいという。私はキスとかフェラとかいった類の遊戯の何がそんなに良いのか理解できない。その他にも乳首攻めをしてもらったりと(全然興奮しなかった)、色々探り探りやってくれた。ありがたい。

交代の時間が来て三人目の女の子がやってきた。これは良いカモだと踏んだのか初手から「え、なんか飲んでも良いですか〜♡」と言ってくるが、当然飲んでも良い。カモだから。ドリンク1杯1,000円。最初の女の子にもしれっとドリンクを飲んでもらっているのでこれで2杯目になった。彼女は地雷系メイクなのかなんなのか知らないが、目がすごくでかい。しかも着席したら私のロケットランチャーをめっちゃ触ってきて「おっきくなっちゃった...?」とか言ってくる。下半身のおさわりってOKなんだっけ?(客の)

さっきの方には膝に乗ってもらったんですと言って膝に乗ってもらった。セクキャバでは定番のポジションらしい。同じ感想。めっちゃやわらかい。Oppai is the 𝓦𝓸𝓻𝓵𝓭...

ボーイさんがやってきて、延長はどうしますかというので、迷わず40分延長を選択(カモなので)。40分6,000円で入ったが、延長は40分10,000円。最初の子をもう1回つけて欲しいとお願いすると、場内指名として2,000円徴収された。若い女の子と喋るのはえらい金がかかる。普段私と無料で話してくださる周りの女性に感謝しなければ。

1回目の彼女が再び私の卓にやってきた。普通、場内指名を1回するとそれ以降はずっとその女の子がつきっきりになるらしいのだが、いろんな子(のおっぱい)を見てみたかったので、指名の女の子をワンターンで終わりにして2ターン目以降は別の女の子をつけてほしいという無茶なお願いをその子にして、ボーイさんを呼んできてもらって直接交渉した。ボーイさんもキョトンとしていてなんか申し訳なかった。ただ一番良くないのは場内指名した女の子に次のターンでよそに行ってくれというお願いをすること。場内指名というのは基本的に「推し」に対してのみ使うシステムらしく、途中で女の子を変更することは想定されていないらしい。多分場内指名が入ると女の子にもボーナスが入ると思うのだが、1回で次の卓に回されるとシステム外のことになるので計算なども面倒臭くなりそう。このことには今気がついた。ごめんなさい。

さて、1回目の女の子のおっぱいを拝めなかったので、ここで拝ませてもらうことにした。膝に乗ってもらうと、目の前に2つの喜望峰が顕になる。彼女は今日が風俗初出勤らしい。素人同士。私はいま、ヴァスコ・ダ・ガマとなった。

インド航路、開拓ッ!!!

えっ

 

 

 

 

 

 

Fカップ

完全に終わった。Fカップ。小学校のときに黒子のバスケの桃井さつきがFカップだということを公式バイブルで見たとき以来の邂逅。

良いんですか?

 

はい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お”お”お”

これがFカップか。究極だった。ちょっと火照っていて汗ばんでいるのか、さっきの女の子と比べて若干ベタついた感じがあるのが素人感あってリアル。あとかわいい。

次の女の子(5ターン目)はこれまた地雷系でやや気怠げな感じの子だった。その気怠さもキャラになっているタイプ。しかし彼女もプロで、私が場内指名をかけたのであまり積極的ではなかったことが雑談をしていて判明した。場内指名をかけた客に対して指名外の女の子がグイグイいくのはあんまり良くないことらしい。勉強になった。

雑談したあと膝に乗っていただいたが、彼女はブラをつけていた。ここまでそんな方はいなかったので質問すると、ブラの中に手突っ込んで触るのはOKらしいが、あまりまざまざと見せたくはないらしい。いろんな見せ方があるのですね。風俗の色々についても教えてもらった。

最後の女の子(6ターン目)は 真・プロフェッショナル であった。着席すると同時にドリンクおねだりは基本だ。「私もドリンク飲んでいいですかー?♡」

ボーイさんがドリンクのサイズを私に聞いてくる。彼女は「Mサイズ(2,000円)がいいな...♡」などと言っている。これはずるい。あなたがMだといえばMだしLだといえばLなんですよ。私はカモなんだから。ちなみにさっきまでの子はみんな暗黙でSサイズ(1,000円)を注文していたようだ。

Mサイズでお願いします(苦笑(半分感心))と返すと、「うれしい〜〜♡」と男が好きそうな声を出して、さらに距離をつめてきた。ボーイさんも嬉しそう。もうこの時点で私からしたら彼女は魔性の女すぎる。「かわいい?♡」と言ってくる。ワイ「う、うん」

膝に乗ると、彼女は「脱がせて...♡」と私に服を脱がせるように促してきた。往時の壇蜜のよう(壇蜜見たことないけど)ガタイが良い?肩幅が広い?肉付きがいい?適切な表現がよくわからないがなんかでかい成人女性が自分の膝に乗っていて腰が逝きそう。おっぱいもでかい。Eカップだと言っていた。もう慣れたのだが、やはりめちゃくちゃやわらかい。肌すべっすべ。なめらか。女の子ってこんなに柔らかいんだ................。(再)おっぱいだけではなくて身体全体がやわらかい。「☆なる自然」の☆に入るのは「母」以外考えられない。

鈍い私でも流石にわかるくらいわかりやすく暗にキスを求めてきたが、それに関してはごめんなさいした。すると彼女は私がどうしようもない童貞であることを瞬時に見抜き、ギリギリ口ではないくらいのところにキスをしてきたり色々やってきてくれる。匙加減がプロだ。プロというのはある制約の中で最大限クライアントに満足してもらうためにスキルを尽くす。彼女はまさしくプロだ。

「耳舐めはいける?」というので「それはさっきの方にやってもらいました」と言うと速やかに(immediately)耳舐めが始まった。なんかさっきのクチョクチョと一緒に吐息と喘ぎ声みたいな声がMIXされていて絶望的にエロい。前から羽交い締めされていて動けないので「xxxx----!!!!!」「uuuu----!!!!」と揚げたての鰯みたいに足をバタバタさせながら童貞チワワはピンク色の天井に咆哮した。男女逆なら確実に通報ものだ。

延長40分分が終了したので再びボーイさんがやってきた。なんかボーイさんがすでに馴れ馴れしく私のことを「先輩」と呼ぶようになっている。陽キャ陰キャのこと「先輩」って呼びがち。延長しないと伝えるとマジっすかーみたいな感じのことを言われた。帰りがけ、最後の女の子がお尻も触っていいよということなので触らせてもらった。もう本当にやわらかい。明日からクリームパン見ただけで元気になってしまうかもしれない。

80分の滞在で計2万円払ったが、今までで一番満足度の高いお金の使い方だった。
あと風俗にハマる人の理由がわかった。これ彼女いらないもん。

 

搾取されているのはどっちなのか?

私がどうしてもおっパブに行きたかったのは、もちろんおっぱいを生で拝みたかったからなのだが、それと同じくらい彼ら嬢の生態が気になっていた。

つまり、彼女らは本当に、見せたくて、おっぱいを見せているのかという問題である。これに関しては、私が想像・思考して答えを出すことはできない。なぜなら私はおっぱいを持っていないからだ。

彼女らがどのように思いながら、私のようなキモやキショいおっさんに自身のおっぱいをさらけ出しているのか?私は気になっていた。なぜこの仕事をやっているのか?嫌じゃないのか?と彼女らに聞いてみた。すると、

  • 嫌だったらそもそもこの仕事してない。
  • 人に喜んでもらえることが嬉しい。
  • 自分の身体を褒められることが嬉しい。
  • 良いお客さんが多いのでなんとも思わない。
  • 存在意義を確かめられる。
  • Give & Take。お金をもらっているのである程度触らせてあげるのは当然のこと。
  • 若い今のうちしかこの仕事できない。
  • 持っている武器なので活かしている。

などの答えが返ってきた。彼女らは案外、この仕事をしぶしぶやっているわけではない(かもしれない)ということが判明した。

私はそもそも、他人様に自分のおっぱいなんかできれば見せたくはないだろうし、金のために、半ば強制的にいやいややってるのかな、と風俗嬢に対して偏見を持っていた。しかし実際は意外とそうではなくて、やりがいを持っているというのはさすがに言い過ぎかもしれないけど、まぁそこそこ楽しく折り合いのつく形でこのような性風俗に関わっているようであるということが分かった。

また、彼女らは自身の仕事は男から搾取しているのか、それとも男に搾取されているのか、どっちと考えているのか?ということも気になっていた。男の方は大金をはたいて女の子のおっぱいを揉みに行き、かたや女の子の方は自分の身体が持つ尊厳と価値を売ってお金を手にしている。見方によっては男の方が女から搾取されていると見ることもできるし、また、女の方が男から搾取されていると見ることもできる。その両面性がある以上、これは彼女ら自身がどう考えるかに委ねられている。彼女らが搾取されていると言えばそうであるし、搾取していないというのであればそうなのである。

だからこそ、私は実際におっぱいを曝け出す彼女らの声が気になっていたのだが、彼女らはあまり搾取されているとは感じていないのではないかと思った。ということはつまり男から搾取してると思ってるってことなんだけど。それはいいよね。搾取してほしい男はたくさんいると思う。ちなみにドリンクメニューには500,000円のシャンパンがあった。あと「搾取」という言葉がわからない子もいたので、当然といえば当然だけどここまで深くはみんな考えていないと思う。

まあしかし、彼女らも仕事として私に接しているのであって、本音と建前はあるだろうと思うし、初見の客に対してこういう客は嫌だ、本当はこんなことやりたくない、みたいなネガティブなことはまあ言わないだろうと思うので、実際どこまでこれが確からしいかと言われると微妙だが、少なくとも私が抱いていた性風俗業界に関わることへのマイナスのイメージは、自身がそれを体験することによって払拭されたように思う。

 

このような真面目な会話と思考を、私は女の子を自分の膝の上に乗せて、おっぱいを揉みながらしていた。今考えると極めて不思議な光景であったと思う。ある子から「分析するの好きなんだね」と言われた。それもはやキレッキレの悪口ですよ。