HHKB Professional HYBRID の英語配列を買いました。
散財は人生やからな...。
なんでUS配列にしたかって、そんなの決まってるじゃないですか。
US配列の方が明らかに配列が合理的ですよね。
JIS配列でカッコと閉じカッコが横に並んでないの意味わかんないよね。
これ買って仕事とプログラミングも頑張ろうと思って。
で、もうこれが非常によくって私は必要もないのに毎日キーボードに向かい合っているのですが、使いづらい点も当然あります。
いいところはいろんな人がいろんな媒体で教えてくれてるので、ここではUS配列でちょっとう〜んと思うポイントを中心に書いていこうと思います。
普段JIS配列を使っていてUS配列のHHKBが気になっている方などは参考までにどうぞ。
1.独立した矢印キーがない
これは結構いろんな人が言っていますが、独立した矢印キーがないのはやや不便です。
といっても、考えていたほど不便ではありませんでした。「ちょっと不便だな」というくらい。
慣れればむしろこっちの方が良くなるような気もしています。
ご存じのように、右下のFnキーと同時押しでここがカーソルキーになります。文字入力しているときは、指をあまり動かすことなく矢印キー操作ができるので、むしろこっちの方が便利なような気もします。
しかし矢印キーを使うときって、何も文字を打っているときだけではありません。なんか無意識的に他のところでも結構使ったりしています。
そういうときには一々小指をFnキーにおいてキーボードに右手を据えなければならないので、独立キーの方が便利ですよね。
イチから文章とかコードを書くときはたぶん問題ないけど、文章の修正作業とか動画編集はちと厳しいかも。
他のキーボードが使えなくなる
US配列のHHKBはreturnの上にdelete(BackSpace)があります。これはHHKBの特徴でもあります。
当然こっちの方が使いやすくて良い(どうして他のキーボードがこうなってないのか疑問)のですが、普通のUSキーボードは大体returnの上には\|があります。
他のキーボードを使っているときに、HHKBのクセで/|を押してしまうので、消したいのに新しい文字が入力されてイライラします。
US配列のHHKBに慣れると他のUSキーボードが間違いなく使えなくなります。
そして、もはやHHKBを持ち歩くかreturnの上にdelete(BS)がついているキーボードを自作するしか選択肢がなくなります。
HHKBの持ち歩きはできないわけではないですが、重たいしかさばるので推奨できません。
ちなみにJIS配列のHHKBはそこまで変態配列ではないので、このような影響は少ないでしょう。
2.ControlキーがAの横にある
これは多分HHKBがMacリスペクトだからかなと思うのですが、HHKBはControlがAの左横にあります。
JIS配列版もControlがAの左にあります。
Macユーザーのキーの使い方をよく知らないのですが、Windowsのキー配置に慣れている身としては、Aの左横はCapsLockと決まっています。
そんでCapsLockで半角全角を切り替える。
Ctrlは大体Shiftの下あたりについているので、大体Ctrlを小指で押しながら他の指でC, V, X, Z, A, S, R, Y, Mとかを押します。
最初はCtrlがAの横にあった方が使いやすいと思っていましたが、生まれた時からWindowsを使ってきた私にはこれがあまり使いやすくありませんでした。
CtrlがAの横にあると、Ctrlは小指で押すことに変わりはないんだけど、だいぶ小指が上の方になるので特によく使うZ、X、C、Vが押しにくくなって困ります。
解決策としてはシンプルにキーマップ変更です。
まずAの左横をCapsLockにしました。
それで左のCommandキーをCtrlにしました。ちなみにCommandキーは WindowsではWindowsキーになります。
ついでに左にもFnが欲しいので、左AltもFnに変更しました。
小指の位置的には逆(左Alt→Ctrl、左Command→Fn)の方がいいのですが、CtrlよりFnの方がキーが大きいのが気持ち悪いのでこっちにしました。
そういうの気にするタイプなんで。
これによって、ショートカットキーが押しやすくなったこと以外に2つの恩恵がありました。
まず1つ目は、デバイス切り替えがよりスムーズになったこと。
HHKBのProfessionalモデル以上は、Fn+Ctrl+1~4,0で最大5台のデバイスを切り替えて接続できます(0は有線接続)。
今まではFnとCtrlと数字がそれぞれ離れていてめんどくさかったのですが、FnとCtrlが隣同士に並んだことでだいぶ楽に押せるようになりました。
2つ目は、これが一番大きいのですが、CapsLockのおかげで日本語と英語(半角・全角)の入力切り替えが格段にしやすくなったこと。
私は iPadをめちゃくちゃ使っているのですが、デフォルトでは iPad(Mac)はCtrl + Space、WindowsはAlt + ~` で日英入力を切り替えます。これがOSごとに違うのがややこしくて面倒でした。
CapsLockが Aの隣に来たことで、いつも通り小指でCapsLockを押して切り替えられるのですが、CapsLockでの日英切り替えはWindowsとiPadOS(Mac)で共通らしく、デバイスごとに切り替えどれだっけ?と悩むことがなくなりました。
半角と全角はめちゃくちゃ切り替えるので、Aの隣はやっぱCapsLockが便利だなと個人的に思います。Macユーザーってマジでどうしてるんだろ。
こんな感じで自分好みにキー配置を入れ替えたくなるので、HHKBを買うならキーマップ変更ができるProfessional以上のモデルがおすすめです。
3.US配列がJIS配列として認識されてしまう
iPadは純正キーボード以外の外付けキーボードは全てUS配列として認識するので、JIS配列のキーボードを接続するとキーの印字通りに入力できず、厄介だと感じていました。HHKBをUS配列にしたのは、iPadで快適に使用するためでもありました。
US配列のHHKBを手にして、iPadでの文字入力は快適になりました。こんなにいいキーボードなので、PCにもつなげて使いたいと考えるのは必然です。
しかし普段使いのPCはハードウェアキーボードがJIS配列のWindowsノートパソコン。US配列のキーボードがJIS配列のキーボードとして認識されてしまうので、これまた印字通りにタイピングできなくなってしまいました。
Windowsの設定をUS配列にしてみると、本体のハードウェアキーボードもUS配列として認識されてしまいます。
共存させたいと思って調べてみると、レジストリをいじくれば特定のデバイスだけUS配列に認識を変更できるとのことでした。それで早速いじってみましたがおかしい。何も変わりません。
さらに調べてみると、レジストリを書き換えるやり方はWindowsアップデートで無効化されてしまったようです。何してくれてんねんMicrosoft。
いいやり方はないものかと色々調べてみたのですが、今のところはule4jisというソフトをインストールして、これをUS配列を使うときだけ起動するのが最善策っぽい感じです。
Ule4jisを起動すると、本体側のJISキーボードはUS配列として認識されてしまってちょっと嫌なのですが、今のところ1つのPC内にJIS配列とUS配列を同時に共存させることはできないみたい。
しょうがないので、ule4jisをタスクバーに常駐させておくことにしました。HHKBを接続したら、1回クリックする。そうするとule4jisが起動して、キーボード設定がUS配列になります。
これはHHKBの問題というよりOSの問題なので、HHKBは何も悪くないけど。
Windows11ならできたりするのかな。
4.CtrlとCommandの挙動がOSによって違う
これ以降はUS配列とかあんまり関係ありません。
これまたHHKBの問題というよりOSの問題なのですが、OSごとにCtrlとCommandキーの挙動が違うので困ります。
Windowsでショートカットキーを使うならCtrlキー、 iPad(Mac)でやるならCommandキーを使うので、デバイスを切り替えると使うキーを間違ったりします。これはどうしようもないんだけど。どうにかできる方法を知っている方がいたら教えてください。
MacでCtrlキーって何に使うんだろう。
5.パームレストがほぼ必須
HHKBは高いので(お値段も高さも)、パームレストがないとタイピングしていて疲れます。パームレストはほぼ必須といってよいでしょう。
私はラクマでハンドメイドのパームレストを買いました。確か1200円。
使うときにパームレストが必須なので、持ち出して使うときにどうしようかなって感じです。
わざわざパームレストも一緒に持ち歩くのはちょっと面倒。
でもHHKBガチユーザーはパームレストも持ち歩いてるらしいね。筋トレじゃん。
6.タイピング音が結構する
私の買ったモデルはType-sじゃないやつ(静音じゃないやつ)なので、タイピングすると結構いい音がします。1人で使っている分には「ウッヒョーーーーーーーーー!!!俺タイピングしてるZEーーーーー!!!!」って感じでめちゃくちゃ気持ちいいのですが、ちょっと外に持ち出して人のいるところで使うのは憚られます。
タイピングの強さには個人差があるので、指を寝かせて優しくタイピングする人ならもしかしたら大丈夫かもしれないけど、私の場合はちょっと外で使うのは迷惑になるレベルの音量です。
他の人のタイピング音とか私は全く騒音に聞こえないんだけど、世の中にはうるさいと感じる人がどうやら多いらしい。
電池入れるところの出っ張りがなくなったモデルが出たら、持ち出し用にその静音モデルを買ってしまうかもしれない。
もちろんそのときは無刻印のを買います。あといいパームレストも。
こうしてキーボード沼にハマっていくんだな。
ホコリが目立つ
私が買ったモデルは墨なのですが、墨は白いホコリが目立ちます。
ダイソーでこれを買ってきました。
開封後でスマソですが、ブロアーつきのブラシです。
キーボード沼にはまって出られない
いいキーボードを購入することによって、自分のタイピングを見直すことになります。
もっと効率よくタイピングしたい。
出先にHHKBを持っていくのはちょっと大変だけど、出先でもいいキーボードでタイピングしたい。
Type-sじゃないから音が結構するな。これじゃ静音化改造しないと外出先には持っていけないな。
もっと軽くて薄くて配列が優れていて持ち運べるキーボードはないのか?
そんなことを考えていると、
2週間でこうなります。そうです。
キーボードが子供を産んで繁殖を始めるのです。
そして何を隠そう
HHKB Professional HYBRID Typeーs JIS配列があるではありませんか。
そうです。ポチってしまったのです。
こちらのレビューは別の記事でしようと思います。破産寸前です。
まとめ
まとめつったって、まとまってることをどうまとめろっちゅうねん。
HHKBが悪いというより、8割くらいソフト(OS)側が悪いよね。規格を統一してくれ。あとレジストリエディタ無効にしないで。
US配列とJIS配列、どっちがいいかは本当に人によりますね。
MacとかiPadでメインに使うならUS配列がおすすめ。据え置きWindowsメインならUS、JISどっちでもいい。筐体のキーボードがJIS配列のノパソにつなぐ予定があるならJISにしておいた方がいいと思います。
あと独立したカーソルキーを使いたい人も当然JISですよね。それしかないから。
JIS配列はダサい!USの左右対称な感じがカッコいい!という人がよくいるけど、JIS配列のあのキーが所狭しと詰まってる感じも悪くないと思うんだよね。エンターキーが逆L字になってるのも私は好き。
キーの配置US配列の方が合理的だと思います。HHKBに限った話ではないけど。最初にも言ったけど。
プログラミングとかがっつりやるならハードの環境によらずUSでもいいかもね。
前にも書きましたがJISも買ってしまったので、比較記事を上げる予定です。双方の使用感はそっちに書くつもりでいます。
そちらもよろしくお願いします。
こちらは以上です。