ひとばん寝かせたカレーはとてもおいしい

Twitterに載っけられない長文置き場

文化の街シカゴ滞在記(世界一周#6)🇺🇸

 

ワシントンDC→シカゴ

アメリカ大陸横断2乗車目。

ワシントンからシカゴまでは24時間くらい。

 

乗る前にサンドイッチを食べたが、美味しいか美味しくないかわからない。作ってる側もこうすれば美味しくなるだろうとかそういったことは考えていなさそうである。ポテトは安定にうまい。
昨日もバーガーを食べたが、別にそんなに美味しくはないし量が少ない。やっぱアメリカで一番費用対効果の高い食べ物はピザだ。
この国ではピザしか食えない。

 

コーチシート(座席車)はシートピッチが広くて、フットレストや足置きもついていて日本だとグリーン車以上相当だと思う。ただし真ん中の肘掛けがない。
コーチシートは自由席で、途中で検札が入り、下車駅を記したスリーレターコードのカードを荷物棚に挟み込まれることによって席が確定する。意外と混んでいて、日中は隣に人がいたため、自由に車内探検というわけにはいかなかった。

 

夜通し走り続ける。腰が痛い。

日本で24時間座席車に座って鉄道に乗り続けるというと限界鉄道オタクしかやらない修行のような響きがあるが、こっちだと割と普通のようで、結構多くの人がワシントンからシカゴまで通しでコーチに乗っていた。

 

ひたすら席に座って作業をしたり積読を消化したり車窓を見たり寝たりして時間を潰した。

翌日昼、シカゴに到着。

 

シカゴは涼しい。その時点ですき。

シカゴには3日滞在したが、特にやることもなく時間だけがあったので、美術館以外はどこにも行かなかった。ホステルのラウンジで作業して、気分転換にフラっと街に出て川沿いに行って、2時間くらい何もせずにボーっと河を見るという贅沢な時間の使い方をした。

 

時間の使い方は贅沢だが金の使い方は贅沢とは言えず、バニラシェイク(2ドル)を飲むか飲まないか店の前で10分ほど呻吟し、結局飲まないことにして店の前を立ち去った。チップで5ドルくらいは普通に置いていくアメリカ人からしたら異常行動だと思う。(日本でも異常行動の可能性がある)

 

ホステルは綺麗で、なぜか人があまりいなくて1日目は4人部屋を一人で使えた。このまま3日間部屋を独り占めできるのかと思いきや、2日目以降は金髪の女の子がきて2人相部屋となった。彼女は気さくな感じで大変ありがたかったが、カーテンレールに普通にブラとパンツらしきものを干しているのでドキッとした。信頼してくれているのカナ❗❓


シカゴ博物館

あんまり期待していなかったけど、行ってよかったと思う。
アメリカ・アジア・アフリカ・ヨーロッパの古代から近世に至るまでの展示、それからモダンアートの展示があって、美術ド素人ながらなかなか興味深かった。

 

仕事中のぼく


モダンアートについてはちょっと言いたいことがある。

 

これが芸術なのはわかる。

 

これが芸術なのもまぁわかる。

 

これが芸術はさすがにどうなのよ。
芸術って何を作ったかじゃなくて誰が作ったかなんだなと思った。
2枚目のやつに関しては目を凝らして見ても単色だった。

 

街歩き

観光にあんまり興味がないので、だいたい新しい街は1時間くらい街歩きをすれば満足してしまう。

シカゴは3日滞在なので、街歩きの時間は十分にあった。

トランプ・タワー。たかーい。

 

海。きれい。

 

シカゴ川。いいと思う。

 

メトロ。近代的な都市とレトロな鉄道設備の調和が美しく、さすが建築の街シカゴという感嘆を禁じ得ない。ところでアメリカのメトロは三線軌条方式ばかりでパンタグラフからは集電しないらしい。あと車体に必ずアメリカ国旗がプリントされており、国民だけでなく鉄道車両までもが母国アメリカへの忠誠心を誓っている。道の上に敷かれた鉄筋の高架の上を走っており、ディズニーのエレクトリック・レールウェイみたいな雰囲気。


ピザ

日本で1000円あったら効率よく腹を満たすためにいろんな選択肢がある。
焼肉ライクで580円の焼肉定食ランチ17時までライスおかわり自由を頼んで限界まで腹を満たすこともできる。
松の屋のとんかつ定食も確かごはんおかわり自由だったような気がする。
もちろん、単純に牛丼チェーンとか地元のご飯屋さんに入るという手もある。

 

しかしこの国では選択肢はたった一つしかない。
ピザである。ピザ以外はダメだ。ぼったくりだ。

このお店は黒人のお店だった。アメリカ黒人の英語、マジでわからない。聞き返してもわからないのでやばい。
Google Mapで安いということになっていたので、わざわざホステルから30分くらい歩いてここに辿り着いたのだが、いざ頼んでみると19ドル請求されていた。Google Mapすら信用できないなら、何を信用すればいいのか...。
味は美味しかった。

 

翌日はなんかないかな〜と思ってスーパーにひょろっと入ったら、冷蔵ピザが4ドルだったのでそれにした。安かったので翌日凌ぎ用にポテチも買ったが、これでも合計6ドル。昨日の20ドルピザは何だったのか。

 

トーストするとチーズの黄色い油が出てきて「あ、これはやっすいチーズのよくない油だ」とか思ったし、もちろん全然美味しくないのだが、腹を満たすためだけと考えれば十分すぎる。最初からこれにしておけばよかった。

本当にこの国はピザ以外何も食べられないね。貧乏人には基本的人権の代わりにピザしか与えられない。