ひとばん寝かせたカレーはとてもおいしい

Twitterに載っけられない長文置き場

アビリティへの抗い

hitoban.hatenablog.

先月末、理系院はハードル高いから文系院にしよう(意訳)という結論が出たというところまでを書いておいたが、やはりどこか違和感があった。日本語は好きだが日本語系の研究の論文とか本を読んでもいまいちワクワクしない。その点、KWに系外惑星!タイタン!とか書いてあるのを見ると「ウワ〜〜そこそこ!!!!」とツボをつかれている感覚になる。これはもうそれをやるしかないんじゃないか。

ということで、宇宙系研究への興味は捨てきれず、理系院受験に挑戦することにした。この思考の変化は電撃的だが、今まで3ヶ月以上にわたってあった悶々がなくなり、おそらくこれが本来やりたかったことなのだろうなと思う。もし受かって行けたらラッキーだし、仮に落ちたとしても、最長1年?ひたすら理科や算数を勉強できるというのは今後滅多にできないし、価値ある体験になると思った。

それで学校選びも一からやり直した。私が特に興味があるのは系外惑星で、この研究をしている大学は結構少ない。地球惑星科学科みたいな名前のついているところがそうだ。結構少ないというかメインでやっているのはほぼいわゆる旧帝の大学くらいなもので、やるならばそこを目指すことになる。

言うだけなら簡単だが、実際にやるとなると大変であり、身の程知らずにもほどがある。旧帝大学さんはありがたいことに過去問をサイトで公開してくれているので、早速めぼしいものをいくつか拝見した。過去問は何を言っているかほぼ全く完全にわからないが、いくつか見てみた結果、だいたいそういう学科では数学・物理・化学・地学の4分野から出題されるようだ。それぞれの分野を横断するような問題が出る場合もある。ただ多くの場合、2分野の問題を選択できて、それは物理+数学か化学+地学でやるのがセオリーらしい。物理+地学とか、数学+化学などで勝負することもできるが、やることが多くなるので結局はそういうことになるらしい。

今まで(本当にほんの少し)かじってきたのは物理と数学の方だが、興味があって勉強しやすそうなのは地学である。そうなると、それに付随する化学を同時に勉強する必要がある。まさか高校でH2個とO1個でどうして水になるのかわからんとかいう謎の理由で完全に勉強を放棄し、もうやることはないだろうと思っていた化学をまたやる羽目になるとは思わなかった。あまつさえ先の受験のときにあんなに理科と算数が足を引っ張っていた私がそんなところ(国立理系大学院)に行こうとしているとは滑稽な図である。

さて、いくら興味があって意欲があるとはいえ、自分の内なる力だけでモチベーションを維持するのは困難なので、この文章置き場を勉強の記録として使うことにする。自分が後から見ても面白いだろうし、最終的にもし受かったなら、丸腰から旧帝の院に合格したロードマップとして、最終的にもし落ちたなら、この程度の勉強では(当然)合格できないという指標として、この記録は直ちに非常に価値あるコンテンツへと変貌するだろう。※院試当日まで継続できることが前提

面白くないことに、人生というのはある程度高い目標を設定していた方がエネルギーが出てきて面白い。勘弁してほしいよね。就活も仕事も何事も別に高望みしないので、人生最後の高望みになるかもしれない。あー、人生のピークだ。若いっていうのはいいですね。

進撃の巨人』17巻(諫山創