ひとばん寝かせたカレーはとてもおいしい

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レーシック、やってきたよ

メガネのフレームの塗装がハゲてきてそろそろ新しいのにしないといけないな〜と思っていたタイミングと、さまざまな事情によりメガネを外して垢抜けが急務である今のタイミングと、時間と予算が取れるタイミングが重なって、今だ!となったため。

(視力矯正器具としての)メガネかけてると一生思考がメガネになる。誤解を恐れずわかりやすく言うと理系陰キャ。コンタクトはめんどいからメガネでいいや、いやむしろメガネがいいのだと一度消極的選択をすると、髪なんか自分から見えないし気にしてもしゃーないやろ。鼻毛一本くらい出てても誰も見てないだろ。ヒゲ昨日剃ったし今日はいいや。これが一番効率的だしこれでいいや。と連鎖していく。これがメガネ的思考。そしてメガネ的思考は効率性を重視するあまり、感覚的幸せ感からは遠のいている場合が多い。その証拠に、効率性・正確性を追求する理系のメガネ率は文系のそれと比べて有意に高く、文系学部が軒並み卒業式当日に学部主催の卒業パーティで盛り上がる中、理工学部は「祝賀会は行いません」などと楽しくなさそうなことを言っている。

だからこのままではほぼ確実に、幸せ感を得ることはできないと気がついた。だって考えてみてください、例えば櫻井優衣さんがですね、こういうあらゆる面で消極的な暗いやつの元に駆け寄っていってくれますかね? くれないですよね。バチェラーで出てくるような筋肉隆々笑顔が素敵慶應卒高収入イケメン経営者のとこ行きますよね。そういうことなんですよ。

あれ?レーシックより先にやることがあるのでは?

まずイケメンに生まれないと。

 

まとにかく、脱メガネとともに脱メガネ的思考のため、この度レーシックに踏み切ったわけである。午前中に検査をし、午後に手術をして帰宅。帰宅したらご飯を食べて20時ごろには寝てしまう。手術当日は何もできないため。

検査は眼科でやるような機器を使った検査やおなじみのランドルト環を使った視力検査など。ここで角膜の厚さとか眼圧とか、諸々条件をクリアすればレーシックを受けさせてもらえる。検査を受け、看護師さんから詳細なプランの説明を受け、先生との面談でプランを決定し、支払いを終えたら一度解放され、お昼を外で摂ってから、再びクリニックに戻ってきて午後手術の流れ。

お支払いは結局26万円のところを割引入って22万円だった。これは5つあるうちの3番目のプランで、より値段が下のプランもあるが実質的にはこれが一番最低ラインになるだろうと思われる。看護師さんからプランの説明を受けた時点では下から2つ目のプラン(19万円)にしようと思っていたが、先生が「最終的な満足度も高くなるし26万以上のプランがおすすめ、学生だからお金ないのかな?あとちょっと払えない?」とのことで急遽そちらに変更。一応事前に看護師さんから説明は受けるものの、医師の面談で「え、いまここでプラン決めるんすか」「うん、どれにする?」みたいなスピード感なのでウンウンと悩む時間はあんまり与えてもらえない。プランどれにするか事前に悩んでいても医師との面談でひっくり返されるのはやや不親切だが、お医者さんがそう言うのだから従っておくべきなのだろう。不可逆なものだしここで5万円ケチって以降数十年にわたって不快な思いをするより良いと思う。結果としてはそれで良かった。

手術は手術室に入るための待合室に常に3人くらい人がいて、大体5分間隔くらいで名前が呼ばれていき、大体東海道新幹線と一緒くらいの間隔で患者が捌かれていく。待機している間も手術を終えたらしいか弱そうな患者がケロッとした顔で次々と手術室から出てくるので俺は長男だしそんなに肩肘張らなくても大丈夫そうだなと思えてくる。

手術自体は10分くらいで完了する。麻酔と痛み止めの目薬をJavaJavaに点眼されるので手術中の痛さはないが、眼をガン開きにさせられて圧迫・固定され、今目を瞑っているのか開いているのかもわからない状態になる。むしろ圧迫の方が痛い。角膜の上を切り取ってフラップを作り→角膜を削って→フラップを戻して終了 なのだが角膜の上一層を切り取られただけで、視界がぼんやりとして何も見えなくなった。人間の体というのは小さなひとつひとつのパーツが複雑に重なり合って絶妙なバランスを維持することで駆動しているのだなと実感させられた。フラップを戻してもらうとクリアな視界が戻ってくる。

手術室を出て直後は目は良くなっているものの視界は白くモヤがかかっているような状態。帰宅するときも地下鉄の案内表示が読みにくいので「うわ見えるようになってる!!!」みたいな感動はあまりなかった。徐々に実感してくる。あと自分の目の見え方って自分にしかわからないのに、自分以外の人が検査といういわば「観測」だけで自分の見え方を特定して、レーザーなどという横文字の技術を使って、きちんと見えるように矯正してくれるというのはすごいことだ。医学すご!!!!!

術後は1時間毎に目薬を点眼するように言われる。ドライアイになると脅されていたが意外とそこまで気にならない。22万のいいやつにしたからかもしれない。ハローとグレアは確かに出ているが、元々視力が悪かった時にも出てたので、めちゃくちゃ気になるものではない(気にはなるけど)。数週間すると順応するらしい。手術日当日は風呂に入れないので当日朝に入っておくのがいいかもしれない。

当たり前だが視力が悪い状態には戻れないので手術前に謳歌しておく必要がある。あの世界がボンヤリとしか見えない状態も結構好きだったので再び体験できないのは寂しい。それにしてもメリットの方が大きいと思うからやった。