ひとばん寝かせたカレーはとてもおいしい

Twitterに載っけられない長文置き場

とっておきのイヤホン

 

毎度毎度論ずることがこれしかなくてどうすんのお前という気持ち。

街で困っている女性声優なんてみたことがないが、どうやったら見つかるのだろうか。街で困っている女性声優さん、募集しております。

という冗談はともかくとして、とにかく引きずっていることは確かである。どうしてそこまで推しでもない女性声優の結婚に一喜一憂していて、しかもすこし快感を覚えているような自分がいるのか。これが示唆するのは、異性への「飢え」である。

いま人生において性欲が絶頂であるはずのこの期間に、異性との交遊がほぼゼロとなっている。性欲由来の交遊は私は世界で最も、いや最もではないかもしれないが、かなり非合理的でエネルギーやリソースの無駄遣いだと考えている。しかしこれは、多くの場合に、楽しい人生を過ごすうえでほとんど必要不可欠なものであると、最近認識するようになった。

そういう刺激なしに楽しい人生を送れる一部の人というのは、「多くの場合」には当てはまらないのだが、凡人はその多くの場合に該当する。多様な価値観が認められる(笑)時代になってもなお、マジョリティに支持される価値観というのは、ほとんど人生の最適解だ。

はっきり言って人生はそこまで面白くもないし楽しくもないのだが、それは私が人生や世界に対して悲観的な視点を持っていて、生きるうえで無駄だと思うものを容赦なく切り捨ててきたからである可能性が非常に高い。切り捨ててきたものの中には、交遊、外食、バスやタクシーによる移動などが含まれる。これらを切り捨てることなく生きている(のか実際はしらないけど)髪の毛の色が後天的に明るい人たちは、なんだか実に楽しそうに生きているようにみえる。

無駄を切り捨てるのは確かに合理的な選択だが、合理的なことがすべてではないのである。人生には無駄が大切だ。乗り鉄だって無駄だけどそこそこ楽しいよね。

 

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とりあえず「とっておきのことば」を毎日リピートしている。

で、飢えに対してどのように対応するのかということなのだが、う~んどうしよ。風俗行こうかな。うん。風俗行きます。涼しくなったら。

 

で、ここから話が全然変わって、東京国際フォーラムで漫才を見た。その前の週にもわけあって漫才を見ていたので2週連続となる。

その観劇が終わった後、秋葉原のeイヤホンに行った。有線のイヤホン(finalのE2000)をなくしてしまったので、代わりになる新しいイヤホンを探すのが目的。

オーディオ沼を脱していてもやはりeイヤホンは面白く、まずJBLのCLUB PRO +が中古で並んでいたので、(欲しかったやつ...。)と思って試聴もせずレジに持っていった。私はそのまま買おうと思ったのだが、レジの店員さんが「中古品ですが試聴しないで大丈夫ですか?」「はい」「中古品ですが本当に大丈夫ですか」などとしつこく試聴を促してくれたので、じゃあ試聴しておくかと思って試聴ブースの席についた。

対応してもらっている間、つい出来心で、その店員さんに「ここに並んでいる中で、予算15000円前後くらいで、アニソンが綺麗に聴けるイヤホンのおすすめはありますか」と質問してしまっていた。聞いたその店員さんはもう明らかなオーディオ&アニメオタクという感じの風貌をしていて、私の注文を聞くとアズスーンアズ動き出し、普段はiPhoneAndroidどっちを使っているか、DACは使っているか、リズム感が押し出される感じとボーカルが押し出される感じどっちのほうが好みか、などと質問してくれた。私がその質問に答えると、ニヤニヤしながら嬉しそうにクリアケースを物色し始め、「リズム感重視」「ボーカル重視」という観点から、2つのイヤホンをおすすめしてくれた。なんか選ぶとき、「頼むッ!」とかデカめの独り言を言っていて、うわ~オタクだ~と思った。

おすすめされた3機を試聴してみると、やはりオタクという生き物の信頼性を感じた。キーワード「リズム感」のイヤホンは、リズム感がすごい。そしてキーワード「ボーカル」のイヤホンは、

ボーカルがすごい。音痴な私は、そのすごさを言葉で表現することはできないが、とにかく、そう、ボーカルがすごいのだ。(その方は「ボーカルが近い」と言っていた)

聞き比べたうえで、ボーカルが綺麗に聞こえるやついいな~となり、その方にもう一度お願いしてもう1機おすすめしてもらった。かなり悩んでいる様子だったが、突然「そうだあの子がそこにいたじゃないか!」と漏らすと、クリアケースの棚の通路をオタク歩き(スタスタ)で移動してそのイヤホンを出してくれた。私はこの人は信頼できると思った。

試聴の末、最終的には、最初におすすめされたイヤホンを購入することに決めた。値段は割引込みで25,000円くらい。予算だいぶオーバーだが、予算内で買って「あれ買っときゃよかったな〜」と後悔するくらいなら奮発したほうが絶対に良い。女性声優のボーカルをこんなに生々しく聴くことのできるイヤホンに出会ったのは初めてで、この人におすすめしてもらえてよかったと思った。

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何やら上等なケースに入っている。

話は戻って、「とっておきのことば」をこのイヤホンで聴くと、うん、これがとっておきのことばだ...。となる。すばらしい。女性声優ご報告後用のイヤホンとして、これからしばらくの間君臨し続けてくれることだろう。