糠南駅に行ってきた
写真中心でレポートのようなものにした。
前日に旭川のイオンで調達しておいたパン。安くて量が多いのでこれにした。これを朝飯にする。
北海道らしい景色が広がる。
天塩川と並走する。冬は凍結してどこが川かわからなくなる。
こういう光景は本州ではなかなか見られない。
人は意外と乗っている。見た感じ9割が鉄オタ。
原っぱの中を走る。
牧草ロール。夏の北海道ではよく見る。
原野の中を走っていると糠南は近い。
糠南駅到着
乗ってきた列車を見送る。
うわー。これが噂のヌカナン駅か。やべー。
なんもねぇwwww(なんもないから来たんだけど)
駅前は草原。
パノラマで撮るとこんな感じ。
板張りのホーム。
列車は1日6本。朝昼夕に上下1本ずつ。
物置が待合室になっている。
ヨド物置謹製。
中は人ひとり分のスペースしかない。
雪かき用の道具が置いてある。冬はちゃんとホーム上が除雪される。
待合室の椅子はビールケース。全国でもここだけだと思う。
一番近いトイレまで2km。
ホームの先端から駅全体を撮ってみる。
目の前には道が通っているので、秘境駅っぽいけど実は秘境駅ではない。
ただ秘境駅 "らしさ" は日本一だと思う。
とにかく何もない。ただ、大地を風が吹くのみ。
ホームに座って足を伸ばし、草原を見て黄昏ながら時間を過ごす。
ここ日本だよ。
このスケール感やばいわ。なにこれ。
静かに風が吹く。
仮乗降場時代の面影を感じさせる駅。まだ存続しているのが奇跡だ。
実は駅チカにコンビニがある。徒歩30分。
ホームに腰掛け、大地に向かって口笛を吹きながら、次の汽車を待てる駅。
こんなことをできる駅がほかにあるだろうか。とんでもない駅だ。
ちなみに糠南(ヌカ・ナン)とは、アイヌ語で「鳥が巣を置くところ、小さい原野」という意味らしい。
廃止になる前に、何度でもここに戻ってきたい。