iPad Air 第4世代64GB→iPad Air第5世代256GBに買い替えた
iPad Air4世代はすでに十分完成されたマシンで、一般に5世代に買い替える理由は特にないと思っている。
しかし今回は、勇気を出して買い替えることを決定した。その理由は4つ。
iPadAir4 64GB→iPadAir5 256GBに買い替えた理由
64GBではストレージが単純に足りない
iPad Airを少しでもクリエイティブマシンとして使う場合、64GBではまず間違いなく足りない。
クリエイティブというのには、たとえばGoodnote5でノートをとるとか、ライトなクリエイティブも含まれる。
完全動画視聴マシンとか、電子書籍専用というのなら64GBでも足りるだろうが、それから外れたことをやろうとすると絶対足りない。
いまLumaFusionで最長片道切符の動画を編集しているが、64GBだとストレージが全然足りない。
プロジェクトを書き出すとき、読み込むとき、重たいファイルとかアプリをいったん別の場所に避難させなくてはいけない。
そもそも動画編集をやる前からストレージは結構カツカツで、ほんとは入れときたいけどあんまりやらないゲームアプリ系をしぶしぶ削っていた。
256GBなら、原神もいけそう。(たぶんやらないけど)
もちろん64GBで原神は、原神専用機にしない限りはたぶんストレージ的に無理。
新しくiPad Airを買うなら、ストレージは256GBにしておいたほうがいいだろう。
今後仮想メモリスワップ(ストレージの一部をメモリとして使う機能)がチップのスペックによらず使えるようになった時、ストレージが64GBではたぶんメモリにまで領域をまわせないと思う。
完全に動画視聴用とか、電子書籍用とかとコンテンツ消費に割り切って使う場合以外は、絶対に256GBにしておいたほうがいい。
iPadOS16の真価が、AチップiPadだと発揮できない
今秋実装されるiPadOS16に、iPadでMacのようなマルチタスキングができる「ステージマネージャー」という機能が実装されるが、これが使えるのはMチップのiPadだけらしい。AチップのiPadは使えないらしい。
なのでこの際、M1チップを搭載したiPad Air 第5世代に変えることにした。
ストレージも十分だし、しばらくは使えると思う。
それから前にもちょろっと書いたが、仮想メモリスワップもiPadOS16でできるようになるらしい。ただしこれもMチップ限定。
さらにストレージも64GBのモデルは仮想メモリスワップができないらしいので、使いたい人はもう256GBにするしかない。
そもそものメモリの容量も、Air4世代で4GB→Air5世代で8GBと2倍になっている。
単純なパフォーマンスアップが期待できるね。
まぁここらへんの機能は多分、Aチップのモデルでもそのうち使えるようになるのだろうけど、今後iPadがよりMac化していくアップデートがAチップに対応しないことは十分考えられる。
あと次モデルの無印iPadがA14チップで全画面デザインになるらしいので(iPad Air4とどこが違うねん)、なるべく高く売れる今のうちにAir4を手放しておきたいというのもあった。
M1チップを体験してみたい
パフォーマンスはA14でも特に不満は感じていなかったので、パフォーマンスの上昇は特に買い替える理由になっていない。
ただM1チップは機械学習がすごくて、省電力らしい。
そもそも第4世代もかなり電池持ちがいいのだが、これがもっとよくなるとどうなるのかは気になる。
Air4の256GBを中古で買うか、Air5の256GBを学割新品で買うかの選択肢を天秤にかけたとき、
+20000円でストレージアップ・中古か、+35000円でストレージアップ・新品・M1
だったらプラス15000円払って新品にして、M1チップの進化を体験してみたい。
さっきも書いたが、ついでにメモリ容量もしれっと2倍になっている。
円安で今後iPadの価格が上がる可能性がある
むつかしいことはよくわからないが、今はめちゃくちゃな円安らしい。
円安によって、Apple製品の値段は上がっている。先日発表のMacBook Air(M2チップのやつ)は吊るしモデルでも16万円から。
まぁたぶん、これも買うことになるんだろうけど。
で、この円安はしばらく終わることはないらしく、今後も外国製製品の価格は高騰していくっぽい。
なのでちょっとお安めな今のうちにいいやつを買っておいて、しばらくは使おうかなという魂胆でいる。
永く使うためにも、ストレージを拡張しておくことはやはり必要であった。
7月1日追記:記事公開の翌朝にApple製品が軒並み価格改定。iPadAirに関しては1万円ちょっとくらい値上がりした。買っといてよかった~!!
買い換えて実際どうなのか
結構いい
結構いいけど、正直本体の使用感はそこまで、いや全くといっていいほど変わらない。ただアクセサリ(カバーとフィルム)を一新したので、なんとなく新しいガジェットを使えることにワクワクする感じがある。
ストレージが単純に増えたので、いままで我慢していたアプリたちを気兼ねなくインストールできるのがよろしい。前々から気になっていたデザインアプリを7000円分くらい買った。ファイルも気兼ねなく保存できる。
ただクリエイティブアプリ系はそもそも容量を食うので、クリエイティブのメインマシンとして運用するなら、思い切ってProの512GBとか1TBにしてもいいと思う。iPadってできることほぼiPhoneと変わらないんだけど、それでもここまでできるっていうのはもうなんか逆にiPhoneがすごいわ。
性能的にも、そもそもA14チップでもかなり優秀なので、動きはまったく変わらない。ただ細かい部分ではやはり違いがあって、たとえば図の細かいpdfを読み込むときとかは、M1のほうが明らかに速いし安定している。
あと密かに期待していた電池持ちは、正直そこまでの違いは感じられなかった。A14でもM1でも、普通に電池は持つ。結構しっかり使っても丸一日は持ってくれる。やっぱりA14は優秀だ。充電の速さは心なしかM1のほうが速い気がしたが、これに関しては確証はない。
動画の書き出しを並べて検証してみた。机の上がめちゃくちゃ汚いのは勘弁して。
左から、iPad Air第5世代(256GB)M1チップ、iPad mini第6世代(64GB)A15チップ、iPad Air第4世代(64GB)A14チップ。それぞれの書き出し時間は以下の通り。
PF(4.11GB) | 動画書き出し(10min) | |
iPad Air4(A14) | 5分くらい | 3分19秒 |
iPad mini(A15) | 3分50秒 | 2分45秒 |
iPad Air5(M1) | 1分20秒 | 2分26秒 |
PF:LumaFusionプロジェクトファイル
表を見れば分かるように、特にプロジェクトファイル書き出し時のスピードがM1はAチップと比べて著しく速くなっている。一方で動画の書き出しについては、A15とあまり大きな違いはなかった。A14からA15にかけても大分進化しているようだ。
プロジェクトファイルの書き出しはメチャ速くてびっくりした。どんどん進捗のピザが円に近づいていく。
まぁこんな数字が気になるのは一部の人だけなので、普通の人はまったく気にしなくてよい。
結論
64GBから256GBに乗り換えるのは結構アリだと思う
用途にもよると思うけど、今は値上げ前だし、買い替え時ではないか。この際Proにしてもいいし、Airにしてもいいと思う。ワクワクするガジェットで楽しくcreativeしよ。
7月1日追記:値上げしたので、買い替えはちょっと考えたほうがいいかもしれない(手のひらクルックルクイックルワイパー)