佐伯で泊まったゲストハウスで、なかなかいい本が置いてあった。
それに影響を受けて3月は常態で書いてみようと思う。
サウナー体験@米子
米子で泊まったところがとてもよかった。
半個室ドミトリーみたいな感じで、座れるし自分のスペースもちゃんと確保されていてなかなか快適。2000円。
密室ではないので大きな音は出せない。
ここはサウナがウリだそうなので、入ってきた。
これがなかなか気持ちいい。サウナに入っている間はひたすら我慢なのだが、我慢のあとに水風呂に入ると身体が引き締まるような感覚がある。
我慢に我慢してトイレに入ったときの気持ちよさのような。夏の部活終わりのアイスの爽快感のような。
どんなときだって苦を乗り越えた先には、快感が待っているのかもしれない。
図らずもそのサウナが非常に気に入ったので、米子にはもう1泊分滞在することにした。
階下には「米子まんがミュージアム」という、漫画読み放題の施設がある。翌日はそこでマンガを読みつつ、サウナに入って、飯食って、漫画読んで、サウナ入って、を繰り返す天国ムーブでこの世の理を掌握した。
ロウリュのお兄さん(熱波師というらしい)はめちゃくちゃ陽キャだった。オリラジ藤森さんのテンション2割下げくらいのノリでサウナストーンに水をかける。
ちょうど偶然その日が3月7日「サウナの日」ということで、ロウリュの後に大型ドライヤーで1人ずつ熱波を浴びせられるというサービスもあった(恐らくサウナの日だからというのはこじつけだろうけど)。
サウナというのは陽キャの娯楽なんだろうな。
限界旅程@居能
汽車に間に合うか怪しいのでホテルから駅までダッシュ。
長門峡10kmハイキング。往復徒歩5時間。
夜、居能駅から快活CLUBまで徒歩30分。
快活CLUBのオープン席で夜明かし。
睡眠時間20分×2回。ウトウト椅子睡眠。
翌日早朝快活CLUBから居能駅から徒歩30分。
秋芳洞徒歩2時間。
秋吉台徒歩1時間。
小倉20時着。
それ以外の時間はひたすら移動。流石に限界すぎる。そんな過酷な行程を、バスケ部で鍛えた我が健脚でなんとか持ちこたえた。バスケ部ありがとう。
これの影響で、身体ちょいダルの状態が2~3日くらい続いた。
ひなびた温泉旅館@京町温泉
松尾旅館さん。
なるほど、ひなびている。「もう営業していないんです」と言われても、「は〜そうなんですか」で済ませてしまう気がする。
部屋はまさしく「旅館」という感じ。本に書いてあった通り、旅館にしては放任的な感じだった。それが良いのだとか。
食事前にお風呂をいただいた。
風呂はもちろん源泉かけ流し。結構な沸出量があるようで、ひたすら絶え間なくお湯が出てくる。少し黒がかったお湯で、蛇口からもややくすんだ色の水が出てくる。飲むとまずいので水道水も温泉水なのだろう。
男湯にはシャワーがない。シャワーがないのでタライで頑張るしかない。シャワーがない風呂は何年かぶりだ。ひなびてる〜。
お食事は「簡単メニュー」というものにしたのだが、まぁなかなかボリューミーである。
旅館というのは想像の3倍くらいの量が出てきがちなのかもしれない。「簡単メニュー」のはずなのに、満腹で食べきれず小鉢を1つ残してしまった。ちゃんと腹ペコにしてきたのに。
限界を超えて食べたため、部屋に戻ってから1時間くらいは身動きが取れなかった。体勢を少しでも変えるとЯe-verseしてしまうのは明白であった。
1時間半くらいくたばっていたら動けるようになったので、もう一度お風呂をいただいた。
朝は風呂に入ってから、朝食をいただいて出発した。お腹はリセットされていた。まだ若い。
歩くと床が軋んで抜けるんじゃないかと不安だったけど、末永く頑張ってほしい。
中干し@鹿児島
旅行ももう日数が少なくなってきたのに、ここで洗濯機を回して330円を使いたくない。
そのため、汗をかいたTシャツだけ水で洗って、絞ってホテルの部屋の中に干すことにした。
ホテルの部屋って乾燥してるしイケるやろと思ったのだが、それは冬の話だった。
3月。鹿児島。春というよりもう夏とカウントしても差し支えないくらいには暑い。
湿度も高く、当然一晩では乾かなかった。出発30分前にドライヤーで乾かし始めたが、効果は今ひとつ。
結局、そこで水洗いした2枚のTシャツは、中干し臭で着られなくなる(ほど激臭というわけではなかった、正確に言うと「着たくなくなる」)という本末転倒の結果となった。今更洗濯機を回すのも悔しいので、残り1枚のTシャツで帰りまで頑張ることにした。
長崎でTシャツを裏返しにした。あと4日は着られるだろう。
またサウナ@熊本
サウナの魅力に取り憑かれてしまったにわかサウナーワイ。
熊本に「西のサウナの聖地」があるとの情報を知り、行ってみることにした。
「湯らっくす」は駅から30分くらい歩いた国道沿いにあった。ネカフェあるある。
火の国熊本、3月だというのに夏くらい暑い。今からサウナに入りにいくというのに、私は汗をかくのが大嫌いである。
特に「汗ばむ」感じは一番嫌い。猛烈な不快感を感じながらも、汗をかきにサウナに入るために歩いている自分に戸惑う。
しかしこんなところで戸惑っているようではダメだ。思考を停止して進み続けなければならない。
サウナーであるからには、陽キャでなければならないのだから。
サウナの中では陰キャに人権は無いのだ。
至近距離に大好物のハードオフがあって、行きたかったけどあまりに暑くてはやくシャワーが浴びたいのでやめた。
もしハードオフのジャンクPCコーナーに寄ろうものなら、私が今まで築き上げた陽キャの石垣が崩壊して、陰キャのコア部分が顕になってしまうだろう。
肝心のサウナはよかったけど、人が多くてあまりゆっくりはできなかった。
聖地なのでそりゃ、人も多いか。メッカだもんね。
やっぱり有名どころはあまり向いていないのかもしれない。米子のほうが規模は小さいが、人も少なかったのでゆっくりできてよかった。
カツカレー食べるの下手すぎてルーだけ余ってしまった。
塩蒸しサウナ、泥パック、いいシャンプーのおかげで、乾燥肌にしばしの潤いが戻った。
完走@肥前山口
3月X日に完走。45日間の長旅が終了した。
肥前山口駅は長崎新幹線の開業で「江北」駅に名称が変更になるらしいので、肥前山口の駅名が入った無効印は貴重である。
時間がかなり余ったので前日は長崎に寄って、稲佐山で夜景を鑑賞していた。
そのため偶然にも、窓口の営業時間中にFINISHすることができた。ダイヤ改正によって、窓口の営業時間はかなり短くなってしまったようだ。
(窓口の営業時間中でないと、無効印を押してもらえない)
今後、根室本線の部分廃止、函館本線の部分廃止、中国地方ローカル線の廃止、北陸新幹線の延伸・長崎新幹線の開業などによって、最長片道切符のルートはかなり短くなるだろう。
これらの重大イベントが発生する前に、このルートで最長片道切符旅行を完遂できて本当によかった。
ルートの短縮は残念だが、裏を返せば最長往復切符への挑戦が長期休みの期間内で可能になるかも。(裏を返すな)
また時間の余裕ができたらやってみたいものである。