色々なことがとりあえずひと段落したので、今年出会った曲を書き連ねていこうかなと思います。(今年リリースかどうかは無関係)
今年は上半期は色々な新譜をなんとか聞いてやろうという気持ちで積極的に開拓していたのですが、下半期はWUG(Wake Up Girls!)にハマってしまい、ほとんどWUGしか聴いていませんでした。
WUGは上半期からちょいちょい聴いていたのですが、まだメンバーの顔と名前は興味ないレベルで、純粋に秀和楽曲だから聴いていました。ところが。
ふとみかけたPeaky P-keyのGonna be rightのライブ動画を見たときに、
上でDJやってる子、可愛いな?→何て人?→高木美佑さんか、あれ、WUGの人だよね?→MV見てみようか→これが高木美佑さんか、なるほど→MVリピート再生→沼
の流れで見事WUGにハマってしまいました。とりあえず楽曲とアニメは全部履修しました。劇場版BtBと7アイもBD購入して視聴しました。ライブも4thまではBox買って見ました。そんな感じで今では立派なワグナーです。
本当にWUGが解散したことが残念でなりません。ライブに行きたいと心底思ったのは初めてです。
だいたい最近の声優アーティストのライブってコールが禁止なので、オタクは単に演者の生歌を聴くことしかできません。それだと別に音源聴いてるのとそんなに変わらないじゃないですか。
しかしWUGというのは「アイドル」です。アイドル楽曲というのはライブでオタクがコールすることで楽曲が完成します。アガリ曲はコール前提で作られてるので、音源聴いててもコールしたくなるし、何ならコールの幻聴が聴こえてきます。それはライブの会場でしか楽しめない音楽。
WUGのライブを見ていたら、数か月前に憧れだった水瀬いのりさんのライブがなんとつまらなく見えてくることでしょうか。
RSGはアーティスト水瀬いのり屈指のアガリ曲ですが、オタクの気持ち悪い声で「AI!AI!」とコールが聴こえないのは最早ライブである必要性を考えてしまいます。口上言うオタクもいないし。(この会場でそんなことしたらツマミ出されて後でいのりまち大炎上ですが)
WUGのライブ(一例)を見てみましょう。
0:27~ せーのっ!「ナンダカチガウー!!」みたいな。反響であんまりオタクの声聞こえないけど。これ絶対楽しいじゃん。
最近は
お知らせ。家虎根絶する方向で動きます。今後、明らかにライブの妨害に当たるものは退出に留まらず、ブラックリスト化。場合によっては損害賠償請求など法的手段の検討もさせて頂きます。ご理解よろしくお願いします。
— 木谷高明 (@kidanit) February 1, 2020
こんなこともあって「コール=悪」「家虎=悪」みたいな風潮がありますが、私はWUGにハマってからというもの、考えを改めました。今までの私は、別に家虎なんてどうでもいいと思っていたのです。やるのは個人の自由だし否定はしないけど、なんでやるのだろうかと。それは正直分からなかった。
でも今ならはっきりとこう言うことができます。彼らはライブでしか楽しめない音楽を楽しんでいるんだと。別に家虎してもいいではないかと。むしろコールのないライブの方が家虎より気持ち悪いではないかと。家虎聴いただけで気分悪くなって病んでしまうオタク、あまりに生きづらすぎではないかと。
無音があったらイエッタイガーしたくなるオタクの気持ちがちょっとわかった気がしました。でも単発で家虎打つのは(多分)つまらないので、やっぱり家虎=悪の現場で家虎するのはやめたほうがいいと、在宅のぼくは思います。
世の中にはいろいろな人がいるので。
なんか家虎の話になっちゃった。
MONACA(WUG)系
土曜日のフライト(Wake Up Girls!)
上半期一番聴いたのこれかもしれない。マジでずっと聴いてた。飛行機の中でも聴いてた。WUGにハマる前からこれだけは延々と聴いてた。
田中秀和さんが「末永く聴かれる皆様の愛聴盤となりますように」と言っていたのも深くうなずけるくらい、完成された楽曲。WUGの枠を飛び越えながら、WUGらしさもある素敵な曲。
これがリリースされたのは去年なので、1年遅れで見つけてハマって聴いていることになります。今年はそういう曲が多かった。
考察は
これ読んでください。(丸投げ)
言の葉 青葉(Wake Up Girls!)
私はバラードがあまり好きではなくて、最初はこれもあまり好きではなかったのですが、何かの拍子でフッと好きになってすごく聴くようになって、同時にバラードの良さもわからせてくれた曲。
MVがカメラ視点切り替えなしの一発撮りなのもすごい。
ゆっくりなのでタイピングの練習に聴きながら歌詞を写経していたら、歌詞の意味がだんだんわかってきました。これ、震災の曲になってるんですね。普段歌詞追わないからわからなかったけど、深い曲なんだなーって(小並感)
オオカミとピアノ(久海菜々美(cv:山下七海))
久海菜々美ちゃんのキャラソン。これは山下七海さんが歌ってるし、作曲秀和でもう優勝だよね。中毒性がすごいです。
歌詞は相変わらず何言ってるかわからないけど、只野菜摘×田中秀和が最強なのはわかります。
山下七海さん、23%くらいハスキーなお声と、「し」の発音にちょっと「き」の音の成分が入るのが超好き。
無許可ながら優良な資料を添付させていただきます。
オタクの書いた文章だけがヒットするサーチエンジン欲しい
ステラ・ドライブ(七瀬佳乃(cv:青山吉能) )
七瀬佳乃ちゃんのキャラソン。これは最初は普通に聴き流してたけど、聴き流し3回目くらいから謎の中毒症状が発生して、リピートに至りました。秀和楽曲、3回目あたりから中毒出てくる率高め。そして噛めば噛むほどうまい。スルメ楽曲。
夜の国道で聴きたい。もう、只野菜摘さん、天才です。
これとオオカミとピアノはYouTube Premiumの民しか聴けないです。
七つの海のコンサート(山下七海)
山下七海さんのソロイベ楽曲。山下七海さん、ソロイベで秀和さん呼んで手料理を振舞ったらしいけど、どこまで俺得なのそのイベント。行きたすぎでしょ。
いいイヤホンで聴くと後ろで泡がブクブクしてる音が聞こえるのがすき。
桜色クレッシェンド(永野愛理)
永野愛理さんのソロイベ楽曲。Spotifyでシャッフル再生にしてたら勝手に流れてきて、(なにこれ超好き!!)と思って開いたらWUG関係の曲だったという。本当にWUGは曲が全部強いですね。
イントロのピアノの時点で既に心掴まれてました。
永野愛理さんは正直ノーマークだったのですが、もう一個のソロイベ楽曲「minority emotions」もすごく良かったのでちょっといい意味で裏切られた気分。というかソロイベ楽曲全員分聴いたのですが、マジで1曲もハズレ曲ないのヤバい。本当に全部好き。
ソロイベ楽曲配信開始はギリ今年なので、これは新規開拓に含んで差し支えないのでは?
これね。
ぼくらは素敵だ(DIALOGUE+)
素人が聴いても変態進行なのがわかってしまうとんでもない曲。
田淵さんMONACAじゃないんだけど分類メンドクサイし強いからいいかなと思ってこっちに入れてしまいました。
WUGの次はDIALOGUE+か?という感じですが、D+は人数が多すぎて、処理能力の低いおじさんの頭では全員を処理しきれません。そう考えるとWUGの7人って多すぎず少なすぎず、ちょうどいい人数だったんだなって。またWUGの株が上がってしまった。(追記:よく見たら1人しか変わらないやんけ)
声優ソロ系
僕らは今(水瀬いのり)
初めて聴いたときはマジで震えました。唐突にアップテンポになってとにかくすごいのよこれ。サビの高音の伸びもすばらしい。
水瀬いのり×藤永龍太郎、このカップリングはどこまでも伸びそうな何かを感じます。
ココロソマリ盤のもう一つ、Well Wishing Wordも非常にラパパデュワデュワ。
その後水瀬いのりさんへの熱量は概ね気温とともに低下し、今では3年ほど前から毎週欠かさず聴いていたメロフラも聴かなくなってしまいました。新盤のStarlight Museumもほぼ聴いていない。なんてこった。
空のアルカナ(釘宮理恵)
結構ゆっくり目のあんまり私にハマらないタイプの音楽のはずなのですが、なぜか好き。言の葉 青葉の影響で、バラードも楽しめるようになったという成長もあると思います。
この曲7分近くあってすごく長いのに、聴くと本当あっという間。不思議な魔法がかかっているものと思われます。
後ろで流れているちょっと古い博物館にある資料ビデオのBGMで流れてそうな音が好き。
サウダージブルー(田中あいみ)
年末にふいに見つけてしまった曲。「上野さんは不器用」を履修して、田中あいみさんの歌う曲を舐めていたら出会いました。何がいいのか説明はできないけどとにかく好き。上野さんは不器用も、この曲のリリースも去年。
田中あいみさん、ショタボもしっかりできるの本当にすごいと思う。女性声優のショタボはピンキリで、実力派と呼ばれる人たちでもショタボは全然しっくりこないこともあるのですが、田中あいみさんはショタボもちゃんとできるし、ちゃんとした女の子の声やってもしっかり可愛いのがすごい。花守ゆみりさんとかもショタボ上手いよね。
しかも田中あいみさんのスゴイのはそのショタボでそのままキャラソン歌ってるところ。キャラの声でキャラソン歌うのは別に当たり前ですが、田中(cv:田中あいみ)のキャラソン聴いてびっくり。マジで田中あいみさん本人が歌ってる姿が想像できない。
これってキャラを演じるうえでの到達点だと思います。演じてる姿が想像できない、歌ってる姿が想像できない、ということは、演者がキャラに「完全に憑依」している状態を示すのではないでしょうか。
田中あいみさんはうまる以後、実力があるのに跳ねないと言われ続けてるので頑張ってほしいです。枕断ってんのかな。不自然なまでに実力と仕事が釣り合ってないよね。
という感じで年末は田中あいみさんに夢中でした。
なお、このコバルト、情報によると初動250枚しか売れなかったらしい。マジですか?2743より低いというのはちょっと信じられませんね。
アニメとゲーム系
Sincerely(TRUE)
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンのOp。この曲は歌詞とアニメの内容がどうやらリンクしているっぽい。聴くだけでヴァイオレットエヴァ―ガーデン第10話が思い起こされます。てかヴァイオレットエヴァ―ガーデンこれ、どう略したらいいんだ。
今年履修した数少ないアニメの一つがヴァイオレットエヴァ―ガーデンです。元々アニメはあまり見ない質ですが、今年は友達の熱い押しもあり、例年に比べたらこれでも多く履修した方だと思います。中でもヴァイオレットエヴァ―ガーデンはすごく良くて、久しぶりに「見て良かった」と思えるアニメに出会った気がします。
最初から号泣を期待して見ていたが結局10話でも劇場版でも泣けなかったので、はやく泣ける作品に出合いたいなというところ。
Sasanqua(Afterglow)
ガルパの曲。初めてガルパのストーリーを読んでから聴いた曲。ストーリーによるとモカちゃんが書いたらしい。バンドリの曲もバックグラウンドを知ってから聴くとうまみが倍増しますね。
誰かが言っていましたがシングルの発売日がサザンカの開花時期とぴったりなんていう隠れ演出もあったそうです。
カップリングの「I love your way!」はガルパの譜面がめちゃくちゃ楽しいのと、つぐちゃんのソロパートが好きです。
アスノヨゾラ哨戒班(Orangestar :covered by Afterglow)
(公式がなかった)
私は音楽の幅が非常に狭く、ガルパでカバーされる楽曲は知らない曲ばかりなので、この際ガルパでカバーされた楽曲の原曲を聴いてみようと思い立ち、総ざらいしているときに出合ったのがアスノヨゾラ哨戒班。
アスノヨゾラ哨戒班はどうやら義務教育で必ず通るらしいのですが、なぜか通ってきませんでした。この曲、速いテンポと伸びる高音がマジで性癖どストライクすぎて卒倒した。今年出会った曲の中で一番好み。
原曲はボカロですが、なぜか「歌ってみた」のほうが再生数が多い謎。そこら辺全部聴きましたがやっぱりアフロカバーが一番だった。性癖曲のあやねる歌唱。耳がついていることにこれほど感謝したことはあったでしょうか。
あと佐倉綾音さんはこれをNOT裏声で歌えるのは狂気だと思います。どいつもこいつも狂ってるよ...。
その他
飛行艇(King Gnu)
Spotifyでシャッフル再生かけながら東急ハンズ池袋店で買い物してるときに初めて聴いたというのを覚えています。
なんか後ろでズッコンバッコンしてるのが不思議な感じで、曲名見たら「飛行艇」で、「あ~なるほど~!」と思いました。さらに今流行りのKing Gnuということで、ちょっと現世に帰ってきた気分になりました。
それ以降特にKing Gnuは聴いていませんが、飛行艇だけは気に入って何回もリピートしましたね。
あの日あの時(藤川千愛)
藤永龍太郎楽曲が藤川千愛さんによく提供されていると聞いて、藤永千愛さんを聴くようになりました(完全に藤永龍太郎目的)。あの日あの時が一番好き。
なんとな~くリピート再生していたので個人的に気に入ったんだと思います。後になって調べてみたら作曲藤永龍太郎、作詞千鳥ノブ。千鳥ノブ!?
ノブこんな歌詞書けるんだ~と感動しました。クセないやん。
藤川千愛さん、聴く曲聴く曲が妙に好きです。まぁエレガが多いので当然っちゃ当然なんですけど。MONACAとElgには絶対的な信頼があります。
感想と来年の目標
偏りがすごい。特に印象的な15曲を選出しましたが、WUG関連の楽曲で半分埋まってしまいました。来年はもっと広く浅くいろいろ聴いていきたいです。
なるべく公式の動画を貼るようにしたのですがたまにYouTubeの自動生成の動画でフル尺で再生できるのがあって困惑しました。多分YouTube Musicのサービス開始のタイミングでできたやつだと思うけど。
それって本来Premiumメンバーシップを持っていないと開けないはずなんだけど、空のアルカナとか普通に開けるよね。この違いは何なんだろう。
あと響の愛美さんがキングレコードからソロデビューすると発表がありましたが、どんな音楽になるのか楽しみです。ブシロードミュージックじゃないのはなんで。
誰が見てるかわからないけど、今年もお疲れさまでした。